書評/映画評

『バケモノの子』と父性 【本日の映画】

「バケモノの子」と父性

『サマーウォーズ』の細田守監督の新作
『バケモノの子』に感動しました。
 
テーマは、まさに「父性」。
 
父性とはなにか?
父性は、必ずしも父親にあるものではない。
父性の導きなしでは、子供は暴走する。
父性とは、「そうなりたい」ということ。
尊敬、敬意は、モデリングを加速する。
子供は、父親への反抗を通して、自分の居場所を探る。
 
私が拙著
『父親はどこへ消えたか 映画で語る現代心理分析』
で書いた、一字一句が、映像として、
そして物語として、再現されています。
 
細田監督は、
私のためにこの作品を作ってくれたのか・・・
と錯覚するほど、「父性」テーマへの掘り下げが凄い。
 
苛立や、怒り、反抗、抑圧。
そんな、「苦しい」感情を抱える若者への
細田監督のメッセージ。
 
いや、メッセージだけではなく、
解決策、対処法までもが、詳しく描かれています。
是非、お子さんと一緒にこの映画を見て欲しいと思います。