書評/映画評

ストレスの脳科学〜ストレスのホームラン本

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ホームラン本、出ました!!

9月27日に発売されたばかりの新刊。

ストレスを脳内物質「ノルアドレナリン」の側面から、
徹底的に解明した一冊。

専門家(精神科医、心理士)やストレスの研究者にとっては、
実に読み応えのある、「ストレス」に関するホームラン本といえるでしょう。

著者は、久留米大学名誉教授の田中正敏先生。
日本人の著者で、これだけ本格的な脳科学本は、なかなかお目にかかれません。

また、紹介しているデータのほとんど全てが、
著者とそのグループによる自分たちの研究であるという点に、
データの力強さ、科学の迫力を感じます。

興味深いデータとしては、

同じストレスを抱えていても、
それが「コントロール可能」であると認識できるだけで、
ストレス度が大きく減る、

という点です。

ストレスについて、対処法を学習するだけで、
実際にストレスそのものを取り除けなくても、
ストレスは減らせる

ということを、実験で明らかにしています。

「ストレスとは何か?」
を脳科学的に深く知りたい人に、おすすめの一冊です。

『ストレスの脳科学 予防のヒントが見えてくる』
(田中正敏著、講談社)
http://amzn.to/2xRyNb6

追伸1
ただし、ストレスを解消する具体的な方法や
ノウハウを書いた本ではないので、
患者さんや悩みを抱えている人向けではありません
ので、ご注意ください。

追伸2
この本、発売直後に買って読みましたが、
どこで本の情報を知ったかというと、
Amazonのお勧め。

Amazonのお勧めは、かなり的確に、
自分の好みに合った本を進めてくるので、
本のコンシェルジュともいうべき存在です。