書評/映画評

3月のライオン 後編

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『3月のライオン 後編』、なかなかよかった。

家族の確執やイジメの描写などが凄まじい。

「つらい」「苦しい」「悩み」「逆境」。
 
しかし、そうした、ネガティブな状況が、
人の成長を後押しする!!
 
主人公の桐山零は、中学生でプロ棋士としてデビューし、
その後、新人王のタイトルもとる。

しかし、そこまで彼が活躍できたのは、
彼の「負」の部分と大きく関係している。

「おれには、将棋しかないんだ」と絶叫するシーンに
全てが託されている。

家族もいない。
行きていくためには、将棋の世界で成功するしかない。

そんな限界状況に追い詰められ、
「マイナスの状況」が、零の自己成長を大きく後押ししている。

悩んだり、苦しんだり、負けたり、失敗したりするのは嫌だ!!
という若者は多い。

また、
「自分の子供には苦労させたくない」
という親も多いだろう。

でも、
「苦しみ」「悩み」「敗北」「失敗」があって、
人間は成長する。

「苦しむのは嫌だ」というのは、
「自己成長は嫌だ」というのと同じこと。
 
「成功とは無縁の、平凡で、凡庸で、刺激のない人生をあゆみたい」
というのと、同じことではないのか。

そして、もう一つのポジティブなテーマが、
この作品には隠されていた。

どんなに、つらく、苦しく、厳しい状況にいたとしても、

自分のことを心配し気遣ってくれる「人」がいれば、
そんな逆境を乗り越えていける!!
 
という、超、ポジティブなテーマがあった。

ひなたの学校でのイジメ・シーン。
プロ棋士の夢がついえた、香子の反発。

もがき、苦しみながらも、
最後には「人」に救われる。

自分がどれほど、人から愛されているか。
人に支えられているのか。

悩んでいる本人は、なかなか気付かない。
映画を見ていてもどかしいんだけども、
自分も現実世界で、そうなんじゃないかと思う。

自分は「孤独」で「さびしい」と思うけども、
本当は沢山の人に支えられて、応援されているんだ!!

これが、『3月のライオン』を見た、
私の「気付き」です。

圧倒的なネガティブな描写の中で、
どこまでポジティブな光明を見出すことが出来るのか。

漫画や映画の世界の話ではない。
誰だったそうだ。

そんな、ポジティブな光を見出す旅が、
「人生」というものではなかろうか。
 

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