書評/映画評

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を見た!!

まだ公開したばかりで見ていない人も多いので、
「ネタバレ」なしで、
簡単な感想だけ述べたいと思います。

結論から言いますと、「おもしろい!」。

エンタメです。
エンターテーメント。
「娯楽」「観客を楽しませる」ということに、
徹底的にこだわって作られた作品。

従来の『スター・ウォーズ』らしいストーリー展開、世界観を踏襲しながらも、
ちょっと違った映画のストーリー展開や世界観を導入している。

その部分が新鮮で、予想不能の展開につながっていて、
ワクワクしました。

今回、スター・ウォーズ史上最長の2時間33分ということもあって、
後半のたたみかけるクライマックスが、
『トランスフォーマー』的だったり、
あるいは『ガンダム』的な部分があったり、
あるいは私の大大大好きなTVシリーズ『ギャラクティカ』の影響を
強く受けていたり・・・。

シリーズものに陥りやすい「お決まりのパターン」というものを、
見事な形で崩壊させ、良い意味で観客を裏切った展開になっているのです。

そして、もともと『スター・ウォーズ』は、
「勧善懲悪」ではないのですが、
さらにその「勧善懲悪ではない」というテーマ部分を、
実によく掘り下げていると思いました。

フォースとは何か?
という話ですね。

そして、マーク・ハミルの魅力炸裂!!

マーク・ハミルのファンにとっては、
本作はたまらない作品となったでしょう。

「青臭さを残した熟練」とでもいいましょうか。
とっても、とってもいい味を出しています。

ちなみに、先日、マーク・ハミルが重要な役で出演している
新作映画『Brigsby Bear/ブリグズビー・ベアー』
機内で見たのですが、コチラのマーク・ハミルも
ものすごくいい味を出しておりました。

『ブリグズビー・ベアー』、必見です。

『ブリグズビー・ベアー』予告編

あと、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、
スター・ウォーズの世界観の「再構築」が行われた、
といってもいいでしょう。

ルール改定、みたいな。
その意味は見ればわかります。

そこに、
ディズニーが、これからもずっと、
スター・ウォーズを作り続けよう、
という強い意気込みが感じました。

だんだん論点が拡散してきましたが(笑)、
一言でまとめると、
ライアン・ジョンソンの脚本と演出が冴え渡る、
娯楽大作として多いに楽しめる作品が
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』です。

是非、是非、御覧ください。