精神医学心の話

「物忘れ」を治す方法

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昨日のブログで、
『「物忘れ」は治ります!!』をお届けしました。

もし見逃した人は、昨日のブログをお読みください。

その内容を一言で言うと、

「認知症」になる一歩前の「軽度認知障害」の段階であれば、
「物忘れ」は治る!

ということです。

では、あなたに、あるいは、あなたのご両親に
「軽い物忘れ」が出た場合、何をすればいいのでしょうか?

それは、以下の4つです。

 

(1)運動

運動は、最も確実で最も効果が高い、
学術的にも十分なエビデンスが蓄積されている
認知症予防法です。

運動すると脳が活性化し、認知機能が向上し、
「物忘れ」も改善し、認知症も予防する。
認知患者においても運動によって、症状改善が認められる。
という報告が多数あります。

では、どんな運動をどれだけすればいいのか。

各種論文を平均すると、
週に2時間の有酸素運動によって、
認知症になる確率を2分の1、または3分の1以下に減らせる
という研究が多いです。

毎日15分の散歩でも、かなりの効果があると言われます。

高齢者の場合、「腰が痛い」「足が痛い」等の理由で、
家から一歩も出ない日がある方が多い。

そういう人は、認知症に向かって一直線です。

気持ちのよい汗の流れる運動量で1時間。
それを週に2回以上できるとベストです。

ということで、脳の衰えを感じたら、まず運動です!!


(2)認知機能活動

認知的脳活動とは、
#俳句、川柳、単価などの創作活動
#将棋、囲碁
#読書
#パズル
など、「頭を使う」活動です。

特に「俳句、川柳、短歌などの創作活動」は、非常に効果があるようです。

これらの「認知機能活動」は、
『神・時間術』で紹介した「能動的娯楽」と完全にかぶっています。

つまり、
集中力を高める娯楽活動である「能動的娯楽」を
若い頃からやっていると、認知症の予防になりますよ!
ということ。

「物忘れ」を自覚してから始めても効果がありますが、
できれば若い頃からはじめて、続けていきたいものです。

ここでも、「読書」というのが出てきますが、
「読書」というのは、本当に「脳」にいいのです。

「能動的娯楽」の逆が、「受動的娯楽」。
テレビ、ゲームなどに代表されます。

お年寄りでも、テレビばかり見ている方がいますが、
そういう人は、認知症に向かって一直線です。

 

(3)コミュニケーション

一人でいると、脳への刺激がものすごく少なくなります。
つまり、「孤独」は、認知症の危険因子となります。

ですから、一人くらしのお年寄りは、認知症が非常に心配です。
コミュニケーションが少なくなるのです。

ですから、意識的に友達と合ったり、趣味サークルに参加したり、
デイケアに通ったりとして、友達と顔を合わせて、
和気あいあいの雰囲気で語り合う、ということが重要です。

とにかく、家から外にで、みんなでワイワイやる。
というのは、かなりの認知症予防で、「物忘れ」の治療にもなるのです。

(4)ポジティブ思考

90代まで生きた人の特徴として、
幸福度が高く、笑顔が多い。
感謝や、利他の傾向が強い。
というのが、報告されています。

これは、ポジティブ心理学でも言われることですが、
ネガティブ思考よりも、ポジティブ思考の人の方が
5歳以上、長生きする、という研究があります。

ポジティブな思考で、毎日明るく、前向きに生きる。
細かいことを気にしたり、クヨクヨしない。
そうして、心のあり方も、「長寿」と深く関係しているようです。

人の悪口、愚痴、不平、不満。
これらは、百害あって一利なし。

あなたの脳の老化を促進しているわけです。


「物忘れ」を改善する4つの方法。

当たり前のことのように思えますが、
私が今まで認知症を見てきた経験でいうと、

(1)家からあまり外に出ずに
(2)テレビばかり見ている
(3)一人暮らし、あるいは人と会うために外出しない
(4)不平、不満が多い

という人が、典型的な「認知症」の患者さんのイメージとなります。

ということで、「物忘れ」が出はじめたら、

(1)運動
(2)認知機能活動
(3)コミュニケーション
(4)ポジティブ思考

を徹底してやって欲しいのです。

もちろん、若い頃から、ずっと続けていくことが、
真の認知症予防となります。

 

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