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21世紀はアジアの時代

日本で伝えられる中国のイメージは、
相当歪んだものであります。

 

トイレが汚い。
マナーが悪い。
PM2.5と大気汚染の問題。

 

全て改善されているとは言えませんが、
猛烈な勢いで対策されて、
目に見える結果が現れているのを、
先日の中国視察で体験しました

 

日本のマスコミは、中国の悪い部分しか伝えないので、
中国の経済的な活況、そして今後10年の凄いポテンシャルを
ほとんどの日本人は知らないのです。
(中国を訪れる前の私も知りませんでした)

 

例えば、科学技術の論文数が、
世界第1位の国は、どこだと思いますか?

 




 

「アメリカ」

と思う人がほとんどでしょうが、

 

なんと、現在は、「中国」なのです!!
https://www.sankei.com/world/news/180125/wor1801250041-n1.html

 

2016年の論文数をまとめて集計したものです。
中国は、アメリカを「論文数」で追い越した!
ということ。

 

ちなみに、日本は第6位。
10年間は、世界第3位だったのに・・・。

 

もちろん、裏はあります。

 

世界中の優秀な研究者を、
大金を出して中国が引き抜いています。

 

ただこれって、
今までずっとアメリカがやっていたこと。

 

私がアメリカに留学していた15年前は、
研究室には、中国人とインド人がほとんど。
9割は外国人で、アメリカ国籍の白人は、
私のラボには一人もいませんでした。

 

世界中の研究者が、
アメリカから中国に向かっている。
これは、歴然とした事実です。

 

ですから、上記の中国初の「科学技術論文」を
全て中国人が書いている、わけではありません。

 

しかしながら、それらの実績は、中国の大学、中国の研究所、
中国の企業の実績、テクノロジーとして蓄積されています。

 

ですから、中国のテクノロジーが、
アメリカを追い抜いて世界一になるのは、時間の問題です。

 

電気自動車やドローン技術のように、
すでに世界1位の技術もあります

 

電気自動車に関しては、中国製が世界のシェアの4割です。

 

こうした統計は、ネットで調べれば誰でもわかることですが、
数ヶ月前の私もそうですが、ほとんどの日本人が知らない、
というのは、かなり怖ろしいことだと思います。

 

中国の大躍進。そして、インドの躍進も含めて
21世紀は「アジアの時代」になることは、
ほぼ確定しているのです。

 

その「アジアの時代」に、日本が入っているのか、
入っていないのか・・・。

 

そこが問題です。

 

あるいは、入り込めるのか・・・。
入り込むだめにはどうしたらいいのか?

 

日本のテクノロジーも素晴らしいものがあるし、
日本の研究者にも優秀な人はいます。

 

しかし、国家や企業のシステムとして、
完全に機能していないのが今の日本。

 

例えば、保育所の待機児童の問題一つとっても、
10年前から言われているのに、ちっとも改善されませんし、
改善される方向性も見えない。

 

日本も「アジアの時代」の一翼を担ぐ、
主要なメンバーとなるためには、どうしたらいいのか?

 

今のままでは無理・・・。

 

日本がどう変わるのか?

 

今の中国を見ると、学ぶべきヒントがたくさん見つかります。

 

少なくとも、個人として学び、行動を変えることは、
今日からでも可能です。



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