先日の記事
「夜シャワー VS 朝シャワー 不健康なのはどっち?」
ですが、大好評でした。
雑誌『SPA!』に、
樺沢が監修した記事が掲載されましたが、
たっぷり取材したわりには、かなり割愛されてしまったので、
少々ガッカリ。
ということで、
記事として詳しく再録してみたのです。
今回は、別バージョンの「不健康なのはどっち?」を
紹介したいと思います。
不健康なのはどっち?
「1日10回スクワット VS 週末に子供3時間遊ぶ」
自分で結論を考えた上で、以下、お読みください。
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結論は、
不健康なのは
1日10回スクワット
筋トレ10回では無意味!
不規則な運動が身体にも脳にも○
つまり、「週末に子供と3時間遊ぶ」方が健康にいい、
というのが、雑誌に掲載された結論です。
ですが、
「1日10回スクワット」というのも、
実は、悪くない健康法なのです。
というか、かなり「良い」健康法です。
つまり、
「1日10回スクワット」と「週末に子供と3時間遊ぶ」は、
両方ともいい!!
のです。
これが、樺沢の正式な見解でございます。
「週末に子供と3時間遊ぶ」。
これは、「運動」効果と「コミュニケーション」
できれば、屋外、緑の中、自然の中で、駆け回ったりする、
「自然の中」での遊びであれば、最高です。
最近の研究では、
自然の中で運動すると、
#ストレス発散効果。癒やしの効果。
#脳を活性化し、ワーキングメモリなどの脳機能を高める
#幸福感が高まる
などの、多くの効果が報告されています。
『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる
─最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方』
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より
ということで、
「週末に子供と3時間遊ぶ」。
特に自然の中で遊べれば、
子供との親子関係も深まり、
「運動」効果も得られ、
「ストレス発散」効果や「脳の活性化」効果も得られて
最強の運動法なのです。
そういうわけで、
「1日10回スクワット VS 週末に子供と3時間遊ぶ」
であれば、「週末に子供と3時間遊ぶ」が圧倒的にいいので、
コチラに軍配を挙げましたが、
「1日10回スクワット」も実はかなりよかったりします。
というか、職場で一日中、座り続けているのが、
ものすごく身体と脳に良くないのです。
米コロンビア大学のキース・ディアス博士の研究。
>1日に合計13時間以上座る人は
>11時間前後以下の人に比べ、死亡率が2倍に上昇していた。
>一度に座り続ける時間が30分未満の人は、
>30分を超える人より死亡のリスクが55%低かった。
>90分以上座り続けることが多かった人の死亡率は、
>そうでない人の2倍近くに達していた。
>両方の要因を合わせると、1日に計12.5時間以上座って過ごし、
>一度に30分以上座り続けていた人の死亡率が最も高かった。
>1日12.5時間を下回るグループでは、
>一度に座る長さの影響はほとんどみられなかった。
つまり、長時間座り続けると死亡率が上がる。
連続して座り続けると死亡率が上がる。
ということです。
さらに
>
>13時間以下の人と比べて2倍に高まる!
という報告もあります。
長時間座ることは、
身体にも悪いし、脳にも悪いのです。
ですから、30分、あるいは60分に一度は立ち上がり、
少し歩いたり、軽い運動をしたいところです。
その場合、「スクワット」というのは、
場所をとらず、時間もかからないわりに、運動負荷が大きいので、
非常に推奨されます。
10回のスクワットで、2分はかからないし、
深く10回スクワットをすると、
それだけで、かなりきついです。
「1日10回のスクワット」は、それ単独で考えると、
エネルギー消費的には、たったの4kcalにしかならないし、
筋トレ効果もそれほどないので、
「座り続ける」ことの予防という意味で、
仕事中に行う運動としては、強く推奨したいと思います。
その場合、
5回(1分)のスクワットを、1日2セットすることを推奨します。
これは運動量的にたいしたものではありませんが、
やってみるとわかりますが、
結構な気分転換効果が得られますし、
集中力リセット効果も実感できます。
実は私、長時間座り続けておしりが痛くなったときに、
5~10回のスクワットをする
というのを以前より行っているのです。
個人的な体験として、
短時間でできるわりに、効果の高いリフレッシュ法である
と実感しています。
ということで、
「1日10回スクワット」は、
運動不足のサラリーマンに、
「長時間座り続ける」ことの予防として
強くお勧めしたい健康法なのです。
追伸
「他の人が仕事をしている横でスクワットなんかできない」
という人は、トイレに行ったついでにスクワットをする。
階段の踊り場的なところでスクワットをする。
給湯室で一瞬の隙をついてスクワットをする。
ひと目のないとこに移動して、スクワットをする。
そうすると、「歩く」+「スクワット」という
二重の効果が得られますので、
さらに良い効果が得られると思います。