2023年、宮崎駿監督の
『君たちはどう生きるか』が公開されました。
自身の「50年間」のアニメ生活の
総まとめ的な作品でありながら、
今の若者たちに、「君たちはどう生きるか?」という
問いかけをしている作品です。
本作は、難解、わかりづらいという批判もありますが、
この映画を見た私は、
「どう生きるかは自分で考えろ!」
という宮崎監督の叱咤激励の声を聞いたのです。
さて、私も精神科医を30年続けて、
書籍も本書でちょうど「50冊」となります。
YouTubeでは毎日30問以上の質問、悩み相談が寄せられ、
それらの悩み問いに対する回答は、
すでに7000本を超えています。
当然ながら10代、20代の若い人たちからの質問も多い。
YouTube動画を10年以上、毎日更新し続ける中、
10代の若者の生きづらさというものが、
非常に強まっていることを最近実感するのです。
コロナ禍の3年間。
そして、アフター・コロナと呼ばれる今。
その「生きづらさ」は、ますます強まっています。
あるいは、「うちの子供が学校に行きたくないと言っている」。
あるいは「ここ1週間、学校に行けていない」
といった相談も、
コロナ後、爆発的に増えています。
コロナ禍の3年間。
言うならば、「失われた3年間」は、
すべての人たちにとって非常に辛い時期でありましたが、
思春期である10代の若者に、
深刻な影響を与えています。
友達とおしゃべりをし、友達と遊び、
友情をはぐくみ、時に恋愛をし、素敵な思い出を作る。
それが学校に行けずに、
オンラインで授業受けなくてはいけない。
給食中は黙食、会話が禁止されてしまっている。
マスクなしでは、友達と話すこともできない。
毎日会っていると言うのに、
マスクなしの顔見たことがない
と言うクラスメイトもいるでしょう。
部活も禁止あるいは限定的。
運動会も中止。
最も楽しみにしていた修学旅行も中止。
楽しい思い出がいっぱいできるはずの学生生活も、
辛い苦しい思い出しか残らなかった・・・
かもしれません。
こうした3年間のコミュニケーションの空白というものが、
将来どのように影を落とすのか分かりません。
ただその被害を最小限にとどめることができるのです。
この逆境体験をベースに、
ストレスを上手にやり過ごす力、
レジリエンス(心のしなやかさ)を伸ばすことができるでしょう。
逆境に押しつぶされてメンタル壊す人もいますが、
逆境を逆手にモチベーションを高め、
社会的に成功してる人がたくさんいるのです。
「生きづらい」という10代がたくさんいる中、
実際に毎日、私のYouTubeにも、
毎日毎日、「悩み」が送られ続けている現状。
30年間の精神科医の経験を持つ私は、
それを無視することはできません。
60歳も近いおじさん(?)、いや10代のあなたにとっては、
祖父、母の年齢に近い私のアドバイスは、
説教くさく、非常に古臭く感じるかもしれない。
しかし、「生きづらい」という人が、
これだけたくさんいるなか、
それを無視し、看過するわけにもいかないのです。
心に傷を持った今の若者が10年後、20年後に、
メンタル疾患を発病するかもしれない・・・。
しかしながら、今、適切な対応。
もしくは、未来に対するポジティブな希望、
を持つことによって、心の傷を自らを癒すことができたならば、
いや、この逆境、人生の中で生かすことができるのなら、
どれだけ素晴らしいことでしょう。
10代の皆様は、じじいの年齢の人から、
「生き方の講釈などを受けたくない」と
思うかも知れません。
今まで、10万もの質問と向き合い、
6千問の質問に答えてきた。
20年間かけて、49冊の本を書いてきた、
私の30年間の精神科医の経験から、
あなた「心の傷」を「力」に変える方法を
明確に伝えることができるのです。
精神科医。樺沢紫苑の50冊目の節目として、
「令和」という困難な時代を生き残るための、
「生き方の教科書」を書かねば!
そういう「想い」からまとめあげたのが、
本書『19歳までに手に入れる7つの武器』です。
本章を読み、実践することで、
今抱える「生きづらさ」が、「楽」になることは、
間違いありません。
あなたは、苦しみながら生きる必要はない。
もっと、楽に、生きることができる。
「生き方の教科書」と言えば、堅苦しいので、
「人生の攻略本」と言った方がよいでしょうか。
ゲームには、必ず「攻略本」が出されているのに、
「人生の攻略本」は、読んだことがありません。
それなら、私がそれを書いてみようと思いました。
『7つの武器』という「人生の攻略本」を手に、
冒険に出ましょう!
多少の困難があった方が、
達成感は大きい。
あなたの前にあるのは「生きづらさ」
ではありません。
あなたの前に広がっているのは、
「無限の可能性」です!
本書を活用して
あなたの「無限の可能性」を
切り開いてください。
△ △ △ △ △
私が本の執筆をする場合、
「はじめに」を一番最初に書くのか?
それとも、全ての原稿を書き上げて、
一番最後に書くのか、のどちらかです。
『19歳までに手に入れる7つの武器』では、
原稿を書き始めた、第1日目に「はじめに」を
書きました。
それが、上記の文章です。
結果として、
全ての原稿を書き上げた後、
改めて「はじめに」をリライトしましたので、
本に掲載されている「はじめに」とは
異なる内容になっています。
いわゆる「ボツ」になった原稿ですが、
私の『7つの武器』の”執筆の動機”については、
熱く語られています。
セミナー前に、過去の原稿、構想メモを
整理していたら、
ボツになった「はじめに」の生原稿が発掘できたので、
紹介させていただきました。
今、本書の発売を前にして、
間違いなく言えることは、
樺沢「50冊記念作品」のテーマとして、
10代のための「人生の取扱説明書」を
選んだのは、大正解だった・・・ということ。
これ以外のテーマは、ないだろう。
と、改めて想います。
本書は、「人生の取扱説明書」ですから、
10代に限らず、
20代、30代、50代、70代。
全ての世代で、
そのまま役立てることができます。
ただ、
「これからの時代を、どう生きていいのか?」
と途方にくれる、10代のみなさんに
最も役立てて欲しい!
ということで、
敢えて「19歳までに手に入れる」という
言葉を付け加えました。
本書は、生きづらさを抱える
全ての人に読んでいただきたい。
樺沢の全精力、全ての経験、
全てのノウハウを注入した,渾身の1冊。
読んでいただければ、
あなたの前にたちはだかる
「生きづらさ」という霧が、
スッキリと晴れわたることは、
間違いないでしょう。
追伸1
6月5日発売
『19歳までに手に入れる7つの武器』
発売直前の6月2日。
明後日に迫りましたが、
「人生が圧倒的にうまくいく! 7つの武器」セミナー
を開催します。
50冊記念。
樺沢、渾身の一冊を、
樺沢が本人が、わかりやすく、
そして熱く解説する・・・というセミナー。
セミナーを受講(動画視聴)をしてから、
本を読むことで、圧倒的に本の理解が深まる。
そして、身に付く。
行動にうつしたくなる。
間違いありません!
申し込みは、明日、
6月1日(土)の23時59分で終了となりますので、
お見逃しなく。
●6月2日開催
「人生が圧倒的にうまくいく! 7つの武器」セミナー
【動画視聴】
【会場参加】(東京・新宿3丁目にて)
【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画4000本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW
樺沢先生、こんにちは。ブログに関係ない内容になりますが、アナザースカイを見てメールしました。
昨日のゲストは中国料理人の脇屋友詞さん。北海道出身だそうです。そしてアナザースカイの場所は「北海道・札幌」
行きつけのお店3件を紹介されていました。先生もご存じのお店もあるかもしれませんが、お知らせしたくて。
1件目 イタリアン「トラットリア テルツィーナ」堀川秀樹シェフ タチの白子のパスタ。2件目 「すし善」嶋宮勤さん トロタク。3件目 炉端焼き「めんめ」めんめの干物焼き。でした。
行かれたお店などありますか?