書評/映画評

たった一言で人生が変わるほめ言葉の魔法~ほめ効果の素晴らしさ

心理学者のアドラーは
「ほめても叱ってもいけない」といいます。

ではどうすればいいのか? というと
「勇気づけ」がいいといいます。
 
アドラーは、「ほめる」のはよくないといいますが、
私は「ほめる」のには素晴らしい効果があると思います。

ただし、「間違ったほめ方」と「正しいほめ方」があります。

その違いは、結構微妙で難しかったりするのですが、
「ほめ育」の伝道者である原邦雄さんの
『たった一言で人生が変わるほめ言葉の魔法』を読むと、
「正しいほめ方」というのを、ありありと理解することができます。

大切なのは、「結果」をほめるのではなく、
 「行動や努力」、そして「人間性」をほめる、という点です。
 
と書いてあるように、「人間性」をほめる分には、
毎日ほめても効果は落ちないといいます。

そうは言っても、「人をほめる」というのは難しい。
具体的に、どういうことからはじめたらいいのか。

ということを、「誰でもほめ上手になる12の法則」で
具体的に説明してるので、誰にでも実践しやすい本になっています。

原さんは、
「ほめ育」コンサルタントとしとて、多くの店舗や企業などで、
従業員や社員をほめてやる気を出して、人を育てる。
「ほめ育」を多くの会社に指導してきました。

著書も、
『今すぐできる! 今すぐ変わる! 「ほめ育」マネジメント』
『やる気と笑顔の繁盛店の「ほめシート」』
などがあるのですが、これらは会社で
従業員、スタッフ、社員、部下を、どうほめるのか?
にフォーカスした本です。

今回の『ほめ言葉の魔法』は、
親子、夫婦、友人など、身近な人間関係の中で、
「ほめる」を活用し、より円滑なコミュニケーションに
役立てるのかを書いていますので、
より多くの人に向けて書かれているのが特徴的です。

ほめるというのは、確かに難しい。

でも、「最初はアイコンタクトだけでもいい」とか、
まず、「自分をほめる”自分ほめ”からはじめよう」とか、

誰にでもできる。具体的、実践的な方法に落とし込まれているのが
いいと思います。

人をほめると、相手が変わり、自分の人生も変わる。

「ほめる」が苦手。「ほめる」のが下手な人ほど、
効果が実感できる一冊だと思います。

『たった一言で人生が変わるほめ言葉の魔法』
(原邦雄著、アスコム)
https://amzn.to/2kZyYLM