睡眠の重要性については、
メルマガやYouTube動画で再三再四お伝えしているのですが、
睡眠不足の人があいかわらず多いです。
睡眠不足は、様々なデメリットをもたらしますが、
その中でも重要なのは、
睡眠不足が「がん」のリスクを著しく高める、ということです。
日本睡眠学会(東京女子医大)の研究によると、
420人を5年間追跡したところ、
睡眠障害を持つ人は、膵臓がん、大腸がんなど、がんになる
リスクが約6倍になったと報告されています。
東北大学の、女性およそ2万3995人を7年間追跡し、
睡眠時間と乳がんの発症リスクの関係を調べた研究では、
平均睡眠時間が6時間以下の人は、7時間寝ている人に対して
乳がんの発症率が68%高まることがわかりました。
また別の研究では、睡眠不足の人は、
前立腺がんの発症率が、38%高まったといいます。
睡眠ホルモン「メラトニン」は、
進行性の前立腺がんの発症を75%抑えるという研究もあり、
グッスリ眠っている間に分泌される「メラトニン」に、
がんの抑制効果があることも知られています。
シカゴ大学、デービッド・ゴザル教授の研究によると、
がん細胞を移植したマウスを、普通に睡眠をとるグループと、
2週間「睡眠不足」の状態にしたグループの2つにわけました。
すると、わずか2週間で「睡眠不足」のマウスのがん細胞は、
十分睡眠をとったマウスの2倍近くの大きさにふくれあがったのです。
ゴザル教授は言います。
「睡眠不足に陥ると、本来ならがん細胞を攻撃するはずの免疫細胞が、
眠った状態になるのです。
結果として、がん細胞の増殖の手助けをするような働きに転じるのです。
睡眠と免疫システムは密接な関係にあり、
睡眠不足になると免疫システムに悪影響を
およぼす可能性があるのです。」
このように、睡眠不足に陥ると、
がんの発症率が最大で6倍に増える危険性があります。
睡眠不足よって、免疫システムが低下し、
本来、除去されるはずのてがん細胞が、除去されなくなってしまう。
ちなみに、睡眠時間、6時間以下の人は睡眠不足です。
がんになりたくない人は、
睡眠だけはしっかりとっておいた方がいいと思います。
追伸
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