socialMedia

130歳まで生きる方法

本日、「天海和尚考案の開運食・ランチ会」というイベントに出ました。

天海上人は、徳川家康の側近、知恵袋として活躍した人物。

「江戸」の都市計画を行い、家康の死後、日光東照宮を作り、
家康を「東照大権現」とまつったことでも有名です。

天海上人なしでは、家康も
200年以上も続く「徳川幕府」の基礎を作ることはできなかったでしょう。

以前、「天海上人=明智光秀説」を調べたこともあり、
私の大好きな歴史上の人物でもあります。

天海上人といえば、130歳まで生きた、という逸話がありますが、
実際は108歳説が有力。

当時の平均寿命は、40歳といいますから、
108歳というのは、とんでもなく長生きだったことは、
間違いありません。

天海上人は、健康オタクとして知られます。

家康のブレーンですから、
当時のあらゆる文献を読むことができたはずです。

健康を徹底して研究し、自らそれを実践した結果、
108歳まで生きることができた、ということ。
 
そして、その健康法は、家康にも伝えられ、
家康も73歳と、これまた当時ではものすごく長生きをしました。

天海上人の「健康ノウハウ」というのは、
当時の最先端を行っていたはず。

私も、健康オタクとして、
様々な健康本、健康の文献を読みあさっていますが、

天海上人の健康法、そして「食事」というのは、
「究極の健康ノウハウ」の可能性が高く、
以前より非常に興味があったのです。

今回、なんと天海上人が考案した「開運食」「健康食」を
再現して食べられる、という滅多にないチャンスだったわけです。

主催は、料理研究家で「時代考証再現食」
(武士の食卓、戦国武将の饗応料理を再現する)を広げる
活動をされている、緋宮栞那さん。

昔の文献、古文書などを読んで、
それを今の時代に再現していくという本格的なものです。

天海上人の「究極の健康食」。
いくつかポイントがあるのですが、
「納豆」をよく食べていたそうです。

そして、大豆料理が多い。

天海上人は、僧侶なので、「精進料理」、
肉をとらないのが基本。

その分、大豆をたくさんとっていたようです。

大豆には、

総コレステロールを低下させる大豆レシチン。
ビフィズス菌を増殖させる作用のあるオリゴ糖。
抗酸化作用、またコレステロールなど血中脂質の低下が期待できる大豆サポニン。
骨粗しょう症の予防や更年期の不調を改善するといわれるイソフラボン。

など、健康に良い成分がたくさん含まれています。

特にレシチンは、脳内物質「アセチチルコリン」の原料となります。
「アセチチルコリン」は、集中力や記憶力、発想力と関連がある脳内物質。

認知症とはアセチルコリンが低下する病気なので、
認知症予防効果も期待されます。

天海上人は、100歳を越えて、死の間際まで、
頭脳明晰であったといいますから、
大豆の効果もあったのかもしれません。

今回は、「納豆汁」をいただきましたが、
大根おろしが入ってサッパリして、
ものすごくおいしかったです。
 
私も、納豆はかなり食べる方ですが、
もっと食べる頻度を増やしたくなりましたね。

あと、天海上人の好物は「きな粉オニギリ」だそうです。
オニギリにきな粉をまぶしたもの。

きな粉の原料も大豆ですが、
きな粉には、食物繊維、タンパク質、葉酸、カルシウム、鉄分、亜鉛
などの成分が豊富に含まれ、
やはり健康にいい食材として知られます。

やっぱり、「きな粉」なんだ。

天海上人が「きな粉」が好物だったと知り、
私の朝のヨーグルトに「きな粉」を入れてみよう!
さっそく、実践してみたいと思いました。

今回、聞いた話でおもしろかったのは、
「茶碗蒸し」を初めて考案したのは、天海上人だった、
という話。

「卵」には、食物繊維とビタミンC以外のすべての栄養素が含まれている。
いわゆる「スーパーフード」です。

しかし、江戸時代は、卵は高級食材だったそうです。

天海上人は、滋味豊富な卵を、
家臣や一般庶民など多くの人に食べていただきたい
と思い、卵をダシで薄めて作る「坊主蒸し」という料理を考案したのです。

それが、今の「茶碗蒸し」のもとになっている、とのこと。

「みんなを健康にしたい!」という、天海上人の思いやりが、
「茶碗蒸し」を作りだしたという、
心温まるエピソードですね。

最後に、天海上人が長生きの秘訣について語った言葉があるので
紹介しておきましょう。

「長生きは、粗食、正直、日湯、陀羅尼、下風あそばされかし」

粗食は、文字通り。
贅沢や豪華な食事ばかり食べていては、健康によくない。

正直は、自分に正直に自然体で生きる、ということ。

日湯は、毎日お風呂に入る、ということ。

陀羅尼は、読経。お経を読む。
(ちなみに、読経は、最高のセロトニン活性法として知られます
 それに匹敵する方法としては、「朝の散歩」でもいいでしょう)。

「下風あそばされかし」は、「オナラは我慢しない方がいい」という意味。
いろいろなことを我慢すると、ストレスにつながる、ということなのでしょう。

この5つの教えを守ると、
130歳まで生きられるかもしれません(笑)。
 

追伸

天海上人の、風水を応用した江戸の都市計画の話は、
実に興味深かったです。

追伸2

緋宮さんの「時代考証再現食」のイベントは、
月に数回、開催されています。
緋宮さんのFacebookをフォローすると、
次回の「武士の食卓」のイベント情報が見られます。
https://www.facebook.com/kanna.himiya

【最近の人気動画】『インフルエンザの意外な予防法』