読書や自分の関心の領域について勉強するのは楽しいが、
仕事に関する勉強が楽しくない、
という人も多いと思います。
仕事にまつわる勉強は、
何か「義務感」「やらされ感」が伴うからです。
逆に、勉強することで、職場からあなたが期待され、
求められ、評価され、感謝されるとしたらどうでしょう。
間違いなく、あなたは仕事のために勉強することが、
楽しくてしょうがなくなるはずです。
そうなるためには、
あなたの会社の中で「一芸に秀でる」ことです。
「〇〇なら鈴木くんが一番」と言われるようになることです。
会社といっても、
10人の会社もあれば、1000人の会社もあります。
20人くらいのあなたの部署で、
何か一つについて「ナンバーワン」になる、ということです。
これを私は、「小さなお山の大将になる」と言います。
例えば、あなたがパソコンで「エクセル」に詳しいとしたら、
あなたの部署でエクセルナンバーワンになってください。
「エクセルと言えば鈴木くん」と言われるようになってください。
「ちょっとこの表計算のやり方がわからないんだけど」
「関数の使い方、教えてくれないかな」
そうなると雑用的な仕事が増えそうだと思って、
ほとんどの人はエクセルが得意でも、
積極的に人に教えてあげたり、作業を肩代わりすることを避けるのです。
そこをもっと積極的に使い方を教えてあげるようにする。
そうすると、職場であなたは頼りにされる存在になります。
課長からも、
「ちょっと手伝ってくれないかな」
と呼ばれるようになります。
「いやあ、鈴木くんのおかけで本当に助かったよ」
と、感謝されるようになります。
単なる「パソコンおたく」だと思われていたあなたが、
「エクセルなら鈴木くんが一番」と言われるようになり、
会社の仕事に絶対に欠かせないメンバーの一人として、
必要とされる存在になります。
これが「勉強」の、効果です。
勉強して楽しくないのは、
「結果」が出ないからです。「効果」がないからです。
そして、人から「評価」されないからです。
これだけ勉強しているのに、何の結果も出ない。
人に気付いてもらえないとしたら、
それは「つらい」だけです。
「プレゼンなら」
「クレーム対応なら」
「パソコンの修理なら」
「宴会の幹事なら」
なんでもいいので、一芸に秀でた存在になると、
あなたは「必要とされる存在」になり、
会社の仲間や上司から感謝される存在になるのです。
ここまで来ると、仕事のために新しいスキルを学ぶことが、
間違いなく楽しくなってきます。
(別な能力を伸ばすために、もっと勉強しよう!)
と思うでしょう。
別なビジネス書も読みたいと思うでしょう。
職場の中で、小さなお山の大将になる。
そうすることができれば、あなたは間違いなく、
仕事に関する勉強を「楽しい」と感じられるように
なっているはずです。