人に「教える」というのは、なかなかたいへんなこと。
「教える」というのは、
「自分には関係がない」と思うかもしれませんが、
部下を持つということは、「部下に教える」
つまり、一匹狼のように一人で仕事をしている人をのぞいて、
人を教えて、人を育てるスキルは、絶対に必要なのです。
しかしながら、「教える」スキルは、
誰も教えてくれません。
だから、「教える」ことで、多くの人は苦労するのです。
なので「教え方」というのを、一度は勉強しておいた方がいい。
そこでお勧めするのが、
『部下も気づいていない「やる気」と「能力」を引き出す 教え方』
(佐々木恵著、明日香出版社)
https://amzn.to/2p5Mxcs
です。
「教える」といえば、非常に多岐にわたり、
あまりにも広すぎで漠然としたイメージがありますが、
本書では、
#「スキル」を教える
#「知識」を教える
#「クリエイティブ」を教える
#上手な説明法
#上手なほめ方、叱り方
#タイプ別教え方
など、いくつかの「軸」を設定して、
「教える」方法について、立体的説明しています。
全部で80個のノウハウが紹介されています。
私も、「教える方法」については、本で読んだり、
勉強してきましたが、
この本では主要な「教える方法」について、
“ほぼ網羅している”と言ってもいいでしょう。
これを読んで思うのは、管理職の仕事の多くは、
大きくくくると「教える」ことなのだ、ということ。
管理する、指導する、リーダーシップをとる。
いろいろなことを部下に教えながら、
管理して、指導して、リーダーシップをとるわけです。
部下がミスをするのは、上司の伝え方、教え方が悪い
からかもしれません。
つまり、教えるスキルは、管理職、
あるいは、部下を持つ者には、
不可欠なテクニックなのです。
教え方がうまい上司は、頼られるし、信頼されます。
部下を育て、部下から慕われる。
そんな意味からも、
「教え方」について、一度、しっかり、
勉強しておいた方がいいと思います。
『部下も気づいていない「やる気」と「能力」を引き出す 教え方』
(佐々木恵著、明日香出版社)
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