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短所は克服するな!

YouTubeに送られてくる質問。
最も多いのは、「自分の短所を克服したい」というもの。

まあ、気持ちとしては、よくわかりますが、
短所克服はたいへんです。

人間には「得意」「不得意」があります。

その「不得意」を「得意」に変えるためには、
ものすごく大変な努力を、かなりの時間、行わなければいけません。

結果として、ほとんどの人は
「短所克服」できるところまでいけないのです。

だから、最初から「短所克服」なんか目指さないで、
自分の長所で勝負する方が、遥かに楽です。

今、会社の「決算」の書類をまとめているのですが、
私は、ものすごく「単純事務作業」が苦手です。

本の執筆だと、10時間連続でもできるのですが、
「単純事務作業」だと、2時間くらいが限界。

無理してやると、単純ミスを連発します。

多分、「単純事務作業」が得意な人と比べると、
倍以上の時間がかかっていると思います。

決算の作業も、
「領収書の添付」は秘書にお願いし、
多くの作業は税理士にお願いして、
自分でやるべき作業は「最少」にするようにしていますが、
それでも、自分でないとチェックできない部分もあります。

あとは、集中して、さっさと終わらせるしかないですね。

とりあえず、オリンピック開会式までに、
決算の書類を全て提出し、
気楽になってから、
オリンピック開会式を見たいと思います。

人間には、誰にも「特性」「個性」があります。

私は、「単純事務作業」は苦手ですが、
「クリエイティブな作業」は、ものすごく得意です。

ですからやるべき事は、短所の克服ではなく、
本来、自分が持っている能力に磨きをかけて、
そこで勝負すべきではないでしょうか?

私は、「自分の短所を克服しよう」などとは、
絶対に思いません。

「特性」「個性」というのは、その人本来が持つ方向性なので、
そこと反対の方向に進もうというのは、
「無理」「無駄」「ストレス」だらけであって、
どうみてもうまくいく必要がない。

しかし、世の中、多くの人が、
自分の持つ方向性と逆に進んで、苦しくなっている気がします。

そうじゃない「方向性」。
そうじゃない「生き方」が必ずあるはずです。

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コメント

  1. さあ より:

    私は短所で勝負することを心がけています。そうすると自分も相手も受け止められるのです。

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