本、新聞、雑誌、ウェブなどの活字媒体からインプットする場合は、
「情報」と「知識」の差を意識してインプットしないと、
膨大な時間と労力を無駄にすることになります。
1年前の新聞を読んで、
「役に立たない記事」が「情報」で、
「役に立つ記事」が知識です。
「情報」は、「今が旬」であり、
時間とともにその価値を急速に失うのに対して、
「知識」は数年単位でもてもそれほど劣化しない。
ある種の普遍的な価値を持ったものです。
情報というのは、数ヶ月で価値を失います。
ですから、「今使う」情報はいいのですが、
情報は「将来に向けて蓄積できない」特徴があります。
例えば、あなたが1カ月で100時間のインプットをした場合、
「情報」対「知識」の割合が、8対2だとすれば、
3ヶ月後には。20時間分の知識しか積み上がらない。
80時間分の情報は、使わなかったものに関しては、
全て「無駄」になります。
情報は冷凍のきかない生鮮食品です。
賞味期限はごくわずか。
今食べなければ、捨てるしかないのです。
ですから、インプットの中での
「情報」と「知識」のバランスに注意すべきです。
だいたいのイメージですが、
「情報」対「知識」が、2対8とか3対7くらい
がいいと思います。
新聞、雑誌、ネットで得られるインプットは、大半が「情報」です。
本から得られるインプットは、大部分が「知識」です。
スマホを活用し、ネット中心にインプットをしている人の多くは、
「情報過剰の知識不足」に陥っているはずです。
いくら情報を集めても、情報は積み上がらない。
つまり、自己成長にはつながらないのです。
情報は、自分の職業柄どうしても必要なものに特化して、
絞って集めることがコツだと思います。