樺沢のマレーシア視察。2日目。
■朝食を食べながら考える
「インターコンチネンタルホテル・クアラルンプール」にて、
ブレックファストを楽しむ。
なんという、贅沢な非日常。
いやちょっと待てよと。
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コンフォートゾーンの外の世界の
「非日常」を楽しんでいる場合ではない。
その「非日常」を「日常」にすることが、
「成長する」ということだから。
「もう5回目だから、そろそろ飽きたな」
くらいにならないといけない。
2019年の私の目標は、
「コンフォートゾーンを出る」ことだったが、
今日から「(コンフォートゾーンの外側の)非日常を日常にする」
に変更した。
■PJ(プタリン・ジャヤ)に移動
ビジネス視察の仲間と合流。
マレーシア、クアラルンプールの概論的な
ガイドの説明を聞きながら、
クアラルンプールの隣接都市、
プタリン・ジャヤ(PJ)に移動。
クアラルンプールは家賃が高騰しているため、
新しくビジネスのオフィスを構える人はPJで借りる人が多い。
ビジネス機能がPJに移転しつつあるらしい。
■「ニョニャ料理」のランチ
「ニョニャ料理」とは、中華料理とマレー料理が合体した料理。
パイティー(カップ状の揚げ春巻きの皮の中に、野菜、エビなどが入った前菜。
ビリ辛ソースでいただく前菜)
カンコン・プラチャン(空芯菜炒め)
オタオタ(魚のすり身をバナナの皮で包んだもの)
アイス・カチャン(かき氷)
など代表的な料理を一通りいただく。
全体にスパイシーで甘め。
昨日、マレー料理をいただきましたが、
マレー料理と比べて甘さは控えめという印象。
一番おいしかったのは、エビの炒めもの。
かなりの辛さ。スパイス感。
それでいて、爽やかな後味。
ライスとよく合う。
基本的に「カレー」に似た料理が多く
激辛好きの私としては、好みにピッタリでした。
■「ハラル」について学ぶ
日本の少子高齢化。
日本人の人口減少と縮小するビジネス市場に対して、
どのように対応するのか?
おそらく、対処法は3つしかない。
1 移民を受け入れる
2 インバウンド 観光客を増やす
3 アウトバウンド 海外に商品を販売する、海外に進出する
移民を受け入れるのは、日本国民のコンセンサスが得られない。
ビザ発行を緩和したり、なし崩し的に現在も進行中ではありますが・・・。
観光客を増やす、外国人観光客向けに商品、サービスを販売する。
2020年の東京オリンピックに向けて、
国をあげて取り組んでいます。
訪日外国人旅行者数は、3千万人を突破しました。
とはいえ、短期間しかいない観光客が多少増えたくらいで、
日本の経済に与える影響は微々たるもの。
また、それによって恩恵を受ける業種も限られます。
そうなると、
10年後、20年後を生き残る企業になるためには、
アウトバウンドしかないのです。
日本人の人口は、将来1億人を切りますが、
世界の人口は増え続ける一方。
世界を相手にビジネスをしていけば、
日本人の少子高齢化などは、全く関係ない話です。
そうなったときに、
どこの国を対象に、ビジネスの進出を考えるのか?
今までは、中国がアゲアゲでしたが、
1 米中の対立が深まる。
2 中国経済の失速(が予想される)
3 今後、中国の少子高齢化が急速に進む
などの影響で、先行きがものすごく不透明です。
では、どうするのか?
といったときに、「イスラム圏」という、
全く未開拓な第3のエリアが残されていることに気付きます。
イスラム教では、避妊が禁止されていることもあり、
イスラムの人口は増え続ける一方です。
現在のイスラム教徒は、16億人。
2050年には、27億人(世界の約3分の1)となり、
キリスト教徒の人口を超えると予想されています。
世界16億人の「商圏」がブルーオーシャンとして残されている。
ということ。
そこに、ビジネスチャンスがあるのでは?
ということで、今回、マレーシアにその辺の勉強をしにきました。
なぜマレーシアか?
というと、マレーシアのクアラルンプールは
買い物都市ランキング、世界第4位。
日本人にとってはなじみの薄いマレーシアですが、
イスラム圏の人々の間では、
最も旅行したい国、ナンバーワンなのです。
食事(ハラル)やお祈りの習慣など、
イスラムの慣習を守りながら旅行できる国は、非常に少ない。
そんな中、イスラム教国であり、観光都市でもある マレーシアは、
イスラム教国の中で、特別な位置づけであるといいます。
ハラルというのは、
イスラムの教えで「許されている」という意味のアラビア語
ハラール(ハラル)が語源。
イスラム教徒が食べても良い食事のこと。
逆に食べてはいけないものは「ハラーム」といい、
その代表が「豚肉」と「お酒」。
イスラム教徒は、ハラルフードしか食べないので、
どんなにおいしい日本食があっても、
「ハラル」の規定にそぐわないものは、
イスラム教徒は食べられないし、イスラム教国に輸出できない。
それを「ハラル」認証をとることで、
イスラム教国に輸出できるようになったり、
飲食店がイスラム教国で営業できるようになる、
というわけ。
世界で16億人の商圏があるにもかかわらず、
そこに積極的に進出しよう、
あるいはそうした国々ら食品などを輸出しようという企業は
まだまだ少ないので、
ブルーオーシャンが広がっている、というわけです。
今回、日本の商品をハラル認証をしてマレーシアに輸出したい企業や、
マレーシアに出店したい飲食店のサポートなどを行っている
「ふぁん・じゃぱん株式会社」におじゃまして、
『ハラルマーケットがよくわかる本』
も出版している代表の五木田さんから、
「ハラル」や「マレーシアーへの出店」、
マレーシアのビジネスチャンスなどについて、
セミナーで教えていただきました。
結論から言うと、
マレーシア人の思考や販売行動を分析し、
それにマッチするようにローカライズし、
さらに現地の商習慣などをクリアするというのは、
「チョーめんどくさい」。
手間も暇もかかる「チョー面倒くさい」ビジネスなので
絶対に自分ではやりたくない、と思いました。
でも、そこがビジネスチャンスなのですね。
参入障壁がチョー高い。
だからほとんどの外国の企業は参入しようとしないし、
参入したとしても軌道に乗せるのに何年もかかる。
逆に、早く参入して、確固たる地位を築けば、
不動の安定したビジネスになる可能性も高いということです。
まあ私は、自分自身が、輸入ビジネス、輸出ビジネスをしよう
とは全く考えませんが、
インターナショナルに、 国境を超えて、世界に向けて情報発信はしたい、
という気持ちはありますので、
それは広い意味での「アウトパウンド」と言えるでしょう。
このセミナーに参加して、
「日本に限定した」ビジネスをしている人は衰退する。
「世界に向けて」ビジネスをする人が、これからも成長していく。
ということが明確にわかったのは、とてもよかったです。
■「ミッドヴァレー・メガモール」
東アジア最大級の規模を持つ「ミッドヴァレー・メガモール」を視察。
とにかく、凄い人。
ちょうど、イスラム教の祝日「ハリラヤ」ということもあって、
すごい人でした。
日本のショッピングセンターであれば、
これだけ人が殺到するということは、見たことがないほど。
マレーシアでは娯楽が少ないので、「ショッビング」に行く、
ショッピングセンターに行って1日を過ごす、
というのは重要な娯楽なのだそうです。
丁度、昔の日本で、家族で「デパート」に行って、
1日を過ごすようなものですね。
また、「食」に対することだわりが強いようで、
「食」にお金をかける人が多いそうです。
実際、ショッピングセンター内の飲食店の数が半端なく、
またどこも客が入っていたのには驚きました。
■中華料理「喜来登」
中国系のガイドの方がチョーマニアックで、
外国人が絶対に行かない中華料理の店につれていってくれた。
客は、全員中国人。
英語が普通に通じるマレーシアにおいて、
この店では英語が通じないらしい。
この店の名物の北京ダックと、
旨味たっぷりのチャーハンがおいしかった。
クアラルンプールは、
異文化で多国籍で、若者が多くて(平均年齢28歳)、活気がある街。
これが、本日の印象です。
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