12月18日、歌手で女優の神田沙也加さんの急死のニュース。
たいへん驚くと同時に、大きなショックを受けました。
神田沙也加さんと言えば、
2014年の大ヒット映画『アナと雪の女王』の
日本語吹き替え版のアナ役を演じたことで知られます。
『アナ雪』以前は、
アメリカのミュージカル映画の日本語吹き替え版は、
「見劣りする」「がっかりする」といったネガティブな評価が
多かったわけですが、
『アナと雪の女王』の神田沙也加さんと松たか子さんの
吹き替えバージョンは、その歌唱力の高さが圧倒的な評判を呼び、
「日本語吹き替え版」の方がいい!
という人も多かったはずです。
急に歌い出すミュージカル映画は、
日本人にとってなじみのうすいものだったのが、
『アナ雪』以降、ミュージカル映画が日本語吹き替えとして、
小さな子供たちにも見られるようになった。
その功績というのは、はかりしれない。
ある意味、日本のミュージカル革命を起こした作品。
それが、『アナ雪』であり、
神田沙也加さんの実力、功績でもありました。
日本を代表するミュージカル俳優として活躍できた方
だけに、たいへん残念です。
今回の神田さんの「死」について、
メンタルの専門家として、
何も語らずにやりすごすことは難しい。
とはいえ、何かを語ろうとしても、
心苦しく、言葉になりません。
原因などを詮索しても意味がないので、
あくまでも一般論として、語りたいと思います。
●あなたを応援している人は、たくさんいる!
●あなたを気遣っている人は、たくさんいる!
自分に対するバッシングや批判があると、
そこに注目してしまい、気分も落ち込みます。
しかし、自分を応援している人は、意外とたくさんいるのです。
このように、著名人や芸能人が亡くなった後に、
「大ファンでした」「大好きでした」といった
コメントが山ほど出ます。
1対2対7の法則。
10人いると、
あなたを嫌いな人は1人。
あなたを好きな人、応援する人は2人。
そして、何も言わない人(中立、サイレントマジョリティ)が7人。
この7人のサイレントマジョリティは、
普段はものを言わないわけですが、
実は、「ポジティブな支援者」であることが多いのです。
自分は「誹謗中傷され、バッシングされ、
生きる価値などない」と思ったとしても、
そのバッシングする人の9倍はあなたの見方がいる。
孤独になり、気分が落ち込むと、
ネガティブな注目が強くなり、
「自分を支えてくれる人など、誰もいない」
という気分に陥りやすいのです。
あなたを応援している人は、(実は)たくさんいる!
あなたを気遣っている人は、(実は)たくさんいる!
日本人は照れくさいというか、自己主張しないので、
相手にそれが伝わりづらい。
結果として、
「自分は孤独」にしか思えなくなるのでしょう。
私たちは、
もっとポジティブなアウトプットを増やすべきです。
あなたの〇〇が好きです!
あなたの〇〇を応援しています!
それは、あなたの家族や友人、恋人やパートナーに対して
ポジティブなアウトプットを増やす。
あるいは、
映画を見てもこの作品凄い!
この俳優の演技が凄い!
と、Twitterに書き込むことも、
ポジティブなアウトプットです。
本人はいちいち見ないと思うかもしれませんが、
ポジティブな声、応援が1つでも多いことは、
誰にとっても、とてもうれしいことなのです。
ということで、私たちは、
ネガティブな批判、誹謗中傷、悪口で傷つけ合うのではなく、
「ポジティブなアウトプット」で、互いに支え合う。
心配なことや悩みを気軽に相談することでガス抜きをしていく。
「互いの支え」以外に、メンタルの危機を回避する
方法はないのではないでしょうか?
昨今のコロナ禍で、ほとんどの人はメンタル的に疲れていますし、
脳疲労やうつ病の予備軍に陥っている人は、
そうとうに多いと思います。
(私の実感値では、2人に1人くらい)
そして、「リアルで会いづらい」
「直接人と会ってコミュニケーションしづらい」
というのも、私たちのストレスを増やす、一因になっているでしょう。
「ガス抜き」と「ポジティブな支え合い」による
セーフティーネットが大切。
と、改めて思うのです。
あなたの周りにも、「お疲れモード」の人は、
たくさんいるはずです。
神田沙也加さんのご冥福を、
心からをお祈りいたします。
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樺沢先生ありがとうございます。
このような考え方と、先生からの見解で、
この記事を見たことで救われる人が多いと思います。
私も樺チャンネルで救われた一人です。
タイムリーでわかりやすかったです。
竹内結子さんや三浦春馬さんなど、若くて才能があるのにどうしてだろうと疑問に思っていました。1対2対7の法則をしっかり伝え、ポジティブなアウトプットを是非実行したいです。
先生、人って優しいのかそうでないのか心底わからない。
そもそも「生きる場」がない場合、たいへん厳しいです。
支援の枠からはみ出ていると、とりわけです。
ホントにそう思います。個人的には、悪口とかは嫌いなので、かかわらないようにしています。
SNSはポジティブ発信をするようにしています。まずは自分から挑戦!
子供だけでなく、大人がまずは手本を見せる・又は努力する姿勢が重要ではないかと私は思います。