『感謝脳』感想キャンペーン。
最優秀賞の「斗葦」さんの感想を
紹介させていただきます。
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■感謝のすごい効果
〜当たり前がありがとうに、そして幸福な人生へ
私はここ1年ほど、気持ちの面で
追い詰められるような苦しい状況が続いている。
家族やタイミングなど、
自分の力だけで解決できない要素も絡んでいるので
詳細は書けないが、本書に関係ある範囲で綴りたい。
会社で上司に圧をかけられて、
「こんな会社いつでも辞められるのだから」
と納得しようとしても、
結局しがみつかなければならない現状。
自分のキャリアを活かして
今より優れた会社に就職できる根拠もなく、
何より会社のネームバリューがとても気に入っているので、
本音を言えば離職は考えていない。
でも、ふと思う。
いつからこんなに苦しい日常に
なってしまったのだろう、と。
数年前から変わっていない
Facebookの自分のプロフィールにこう書いてある。
『学び続け、
日々成長できる仕事がしたいという念願が叶い、
感謝の思いで働いています』
就職したばかりの頃、給与も低く、
福利厚生で社員に提供する
炊き出しの雑用さえやっていた。
どんな下っ端業務でもナンバーワンを目指し、
今思うとヒエラルキーで最下層であったが
歯牙にもかけず、感謝に満ちあふれていた。
やがてスキルが認められ、
ソースコードを書くような業務に専任するのだが、
あのときの感謝に満ちあふれていた
活き活きしていたマインドが思い出せない。
そこで手に取ったのが本書である。
今の業務は自分で積み上げてきた努力と
幸運に満ちあふれている。
当たり前になってしまったが、
だからこそ感謝を失っては
いけなかったのである。
■気づき1 実践ワークをちょこっとやってみてミラクル
本書に実践ワークのやり方が載っている。
具体的には寝る前に感謝を
1個1行で良いので3行ほど書く。
時間をかけないことがコツである。
初日は、かつて就職面接してくれた上司に
感謝の旨を書いたのがひとつだった。
すると、その日の夜、夢をみた。
自分の鞄が盗まれてGPSで追跡する夢。
夢のなかで上司が街を
駆けずって探してくれているのである。
目覚めて思った。
その上司は実際、自分が就職するときも
目に見えないところで自分のために
時間を割いてくれたこと。
今の自分はそれなしでは成し得なかったこと。
そのことに想いを馳せて、
とても穏やかな気持ちになった。
これが感謝日記の効果か!
一朝一夕で効果が出るのは難しいと思っていたが、
一撃で気づきを得るミラクルが起きた。
当たり前の中に、有り難うとしかいいようのない
支えがあって今があることがはっきり自覚できた。
これだけでも本書を手に取った甲斐がある。
■気づき2 陰口は必ず相手に伝わる。だからこそ次のステージへ
私のかつての部下に、
私が教えた技術を使って鼻から見下してくる人が居る。
そういうのを、恩を仇で返す、
というのではないか。
アニメで描かれるようなマウントを
社会人の立場で(しかもちょっと前まで上司だった人に)
実行してしまうような方である。
客観的にも残念な方であり、私は嫌いである。
相手も馬鹿にしてくるからには私が嫌いなのだと思う。
あるとき、私の助けが必要で、部下ではなくなってから
一度も話しかけてこなくなったその方が話しかけてきた。
緊張で声が上擦って、
無意識にため息交じりである。
気の毒であるが、
馬鹿にしている相手の助けを
求めなければならない状況は
やがて起こりうる事態であり、
馬鹿にした分、話しかけるとき苦しむのは
自業自得である。
陰口を言う機会は私には基本的にないが、
何十回では効かないレベルで失敗をする方なので、
そのたびに指摘しなければならない。
私も未熟であったが、
指摘をやめれば相手の可能性を否定することになり、
失礼であると私は当時本気で考えていたので、
できるだけ指摘してきた。
ただ、あまりにもミスが多いので
疲れてしまったのも事実である。
積もり積もって不満を抱いていった
ということは正直いって、ある。
返報性の法則とはいうが、
そのネガティブな気持ちが伝わったから
相手も私を蔑ろにする態度に傾いていったのではないか。
卵が先か、鶏が先か、みたいな話になってくる。
ただ、漫画のいじめっ子みたいに、
相手に聞こえるように悪口を言うことはさすがにない。
それを実行してしまうのは社会人として稚拙であり、
100%相手側の問題である。
嫌がらせで逆襲されてまで、
丁寧に指導しなければならない筋合いはないので、
その方の上司としては降りさせてもらって正解であった。
これ以上逆恨みされては叶わない。
私の持論であるが、
陰口と悪口は人間の本性である。
その相手が特殊なのではなくて、
それが大概の人間一般
そういうものなのではないだろうか。
自分のために与えてくれたのは
有り難いのではなくて当たり前で、
それが叶わないときには悪く言う。
そこからレベルアップするためには
自分が巻き添えをくらうのではなくて、
その発想から脱却しなければならない。
本書にあるとおり第1ステージの人からは、
第2、第3ステージが観測できない。
それに気づくために本書がある。
■気づき3 仕事の向上は本当に起こる。逆境こそが最大の感謝へ
お互い嫌いで仕事をしなければならない状況は気まずい。
何とか出来ないかと思っていたのが
本書を手に取った理由でもある。
また、樺沢紫苑先生はYouTubeで、
親切は最大の逆襲、と仰っていたのを思い出して、
本書の内容とともに実践してみた。
とにかく、相手の仕事の面で最大限に親切に対応して、
ミスが絶対にでないように最善を尽くし、
あなたのおかげで達成できました、
という感謝を述べてみたのである。
するとどうだろう。
相手に「ありがとうございます」と
遂に言わしめたのである。
私はこのとき、
自分の中にある溜飲が下がっていくのを感じた。
会社を離れれば一生関わらない相手に
ネガティブなエネルギーを割くのは
効率が悪くてくだらないのである。
相手がどうあれ、自分と向き合って
自分自身の能力を上げることに専念しよう、
と爽やかな気持ちになれた。
相手のために感謝を尽くすことは、
実は自分自身の幸福のためでもあるのである。
嫌いな相手に対し、
偽りの心で、無理矢理感謝する必要はない。
でも、嫌いな相手が反面教師として人としての
振る舞いから逆説的に教えてくれて、
このように発想できまいか。
『貴方が私自身の至らなさであったり
課題を教えてくれたおかげで
私も本気で自分に向き合うことができます。
ありがとうございました!』
と、今なら言えるのである。
こういった積み重ねが、
職場環境に一石を投じることになっていき、
どんどん改善されることは起こりうる。
可能性を感じさせた出来事であった。
本書に逆境への感謝、とあるが、
残念な人は必ずいるのだから、
反面教師として学んでいく方が得である。
先ほど述べたように、
従来なかった視点で学ばさせていただき、
これ以上ない貴重な機会をその方に頂いているのである。
■最後に
何より、本書を手に取った最大のきっかけが、
その方の悪態である。
そしてこの読書感想をアウトプットすることができた。
書き出してみて、私自身、まだまだ至らないところがあるし、
未熟者であるが、逆にそれは伸びしろである。
このような貴重な機会をいただき、
私はその方に最大限の感謝をすべきである、
という最大の気づきを得た。
私は、今後その方に何を言われようとも忍辱の鎧をまとい、
不軽菩薩の如く、礼拝するつもりで最大限の親切でお返しして
感謝を尽くしていく所存である。
△ △ △ ここまで △ △ △
【樺沢のコメント】
会社でマウントをとられたり、
ネチネチとしたイジメのような態度を
とられることは、よくある話です。
そんなときに、
どのような態度で接するのがいいのか。
この感想文では、
『感謝脳』の考え方で現実を分析し、
実際に『感謝脳』に書かれているように
嫌いな相手に「感謝」を述べた結果、
何が起きたのかが詳細に記録されています。
感謝によって奇跡は起きるのです!
「逆境への感謝」の意味を真に理解し、
自然と「逆境への感謝」ができるようになる
という。
そういうリアル・ストーリーが、
生々しく語られます。
「よくある話」だからこそ、
多くの人の心に響くと思います。
「斗葦」さんのXは、コチラから
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