ホームラン本、出ました!!
脳活、脳トレ本はたくさんありますが、
『ブレイン・バイブル』は、それら脳活本の決定版
と言っていいでしょう。
♯たった10分の運動で、90分ぶんのドーパミン、ノルアドレナリ、
セロトニンが補充される
♯頻繁に知的活動をしている人の認知症リスクは63%減る
♯老衰は神話。年齢を重ねるにつれて、人間の認知能力の幅は広がっていく
♯アルコール摂取量が多いほど、複雑な思考能力は低くなる
♯孤独は、「側頭頭頂部接合部」(認知的共感を司る部位)の萎縮を引き起こす
♯パートナーから20秒ハグされると、オキシトシンが分泌される
などなど、おもしろい知見と具体的研究結果が盛りだくさんです。
脳を活性化する方法は、
「運動」「睡眠」「食事」「教育」「つながり」の5項目。
それらの方法が、ものすごく具体的に、
さらに信憑性の高い脳科学的なデータとともに書かれています。
「ToDo(何をするのか?)」と「科学的根拠」の、
両方がしっかりと書かれている。
さらに、脳を活性化するために、「何をするべきか?」が、
各項目の最後と各章の最後に、太文字&箇条書きで
まとめられているので一目瞭然なのです。
350ページもある分厚い本ですが、
脳を活性化するために「何をするべきか?」
だけを知りたい人は、
まとめの部分だけを読み通せば、
たったの15分でこの本全体の内容を把握することが可能です。
私は、主要な脳科学本にはだいたい目を通していますので、
特に「運動」「睡眠」「食事」などについては、
よく勉強しているつもりでいましたが、
この本では、私の知らない最新研究も、かなりの数、引用されていました。
例えば、夜の食事。
♯トリプトファンが多い食べ物は、鎮静作用があるので、よく眠れる。
♯タンパク質が多い食べ物は、眠りを妨げる。
♯単純炭水化物(砂糖、小麦粉)は、血糖値を上げるので、睡眠を妨げる。
♯糖質をとるなら複合炭水化物(全粒パン、雑穀など)は、鎮静作用がある。
という話。
これは、全く知りませんでした。
これは、単なる脳科学の雑学ではなく、
すぐに「実践」につなげることができる「生きた知識」といえます。
そんな、すぐに使える生きた知識、
実践的脳活ノウハウを満載した1冊が『ブレイン・バイブル』です。
この本を私が強くおすすめする理由は、
この本をきちんと実践すれば、
「健康」を維持することができるからです。
「ぐっすり眠れない」人は、この本の睡眠の章に書かれている
「ToDo(何をするのか?)」をも一つ一つ改善していけば、
不眠症の90%は治るはずです。
本書に書かれた内容を実践していけば、
認知症になる確率を極限まで減らし、
年をとっても、若い時と同じ、高い記憶力と集中力を発揮できる。
脳の老化を最小限に抑えることができるはずです。
翻訳もよく、非常に読みやすい。
内容は骨太なのに、サラッと読めます。
♯脳を活性化したい
♯脳を若いままの状態で維持したい
♯認知症を予防したい
という人は、
絶対に読むべき1冊と言えるでしょう。
『ブレイン・バイブル』
(ジョン アーデン著、アルファポリス)
https://amzn.to/2kYSbuC