同じ身長170cmの人、最も長生きできないのは?
A 体重60kgの標準体重
B 体重50kgの痩せ型
C 体重70kgのポッチャリ型
答え
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Bの痩せ型です。
肥満が健康に悪いのは周知のとおりですが、
痩せすぎも健康に悪いのです。
特に「痩せ」は、ガンの死亡リスクが高まります。
過剰なダイエットや運動のやり過ぎで、体重を減らしすぎるのも、
実は健康によくないのです。
この話は、
昨日届いたばかりの新刊『長生きの統計学』からの引用です。
病気にならず、健康で長生きしたい。
という人は多いと思います。
では、そのために、どんな生活習慣をするべきか。
そこまで理解している人は少ないはずです。
「太っているよりも、痩せている方が健康」
ということが間違いだったように、
世間的な健康常識は間違いが多い。
最新の科学研究では、否定されていることもたくさんあります。
この『長生きの統計学』では、
あくまでも科学研究で確からしいと考えられている
科学的に根拠のある「長生きの方法」を集めたものです。
各項目は、
上記のようにクイズ形式でスタートしていますので、
科学に興味のない人も、おもしろく読める工夫があります。
それでいて、説明欄には、科学的根拠が、
かなりしっかりと解説されている。
「わかりやすさ」と「科学的根拠」のバランスがとれた、
良い本だと思います。
食事や運動などの生活習慣について書かれています。
ただ、一つだけ残念のは、
「最も長生きできる睡眠時間は?」という
項目が入っているかと思いきや、それが入っていなかったこと。
食事なども重要ですが、それ以上に健康と寿命に直接影響を与える
「睡眠時間」は、絶対に入れてほしかったですね。
代わり入っているのが、
「睡眠90分サイクル説は正しくない」という話。
睡眠サイクルが90分かどうかは、
直接、「長生き」に結びつく話ではない。
正直、どうでもいい話なので、とても残念です。
ということで、
もう少しで「ホームラン本」に行けたのですが、
フェンスギリギリで、ホームランにならなかった。
「三塁打本」ということで。
長生きしたい人は読むべき一冊。
『長生きの統計学』(川田浩志著、文響社)
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