書評/映画評

ナツメ社の「図解雑学」心理学シリーズ

心理学について学びたい!
という人は多いものです。

例えば、
「ユング心理学」について学びたい
という人がいます。

そういう人にどういう本をおすすめするかというと、
やはり、
河合隼雄先生の『ユング心理学入門』(培風館)
https://amzn.to/1AVJQLS
が、最初に思い浮かびます。

精神科医なら一度は読んでいる
ユング心理学の定番の一冊です。

精神科医や心理カウンセラー、
あるいは心理学や人文系の本を読み慣れている人であれば、
是非『ユング心理学入門』を読んでいただきたいところですが、

月に2、3冊しか読書していない人、
心理学の予備知識が全くない人には、
とうていおすすめできません。
 
心理学用語が次々と登場し、
10ページも読んだところで、ギブアップするのがオチです。

「古典を読む」というのは非常に重要です。

しかし、いきなり古典を読みはじめると、
コテンパンにやられてしまうわけです(笑)。

ですから最初は、
入門書、解説書から読むことをお勧めします。

ユング心理学でいえば、
『ユング心理学 (図解雑学)』(福島哲夫著、ナツメ社)
https://amzn.to/1AVK1qi
がお勧めです。

このナツメ社の「図解雑学」シリーズからは、
心理学だけで20冊以上でていますが、
非常にわかりやすいです。

1項目が見開き2ページになっていて見やすい。
右側に図説、左側に解説が載っていて、
図説で直感的に理解して、文章で理論的に納得できます。

普段、本を読まない人や、学生でも、
わかりやすく理解できるようになっています。

この「図解雑学」シリーズは、
私の本棚に10冊以上並んでいます。

というか、
昔、私が心理学を勉強したときに、
非常に助けられたのです。

こうしたわかりやすい入門書で、
だいたいの概要、
アウトラインを掴んでおきます。

ユング心理学って、こんな感じなのか。
そこで、今度は本格的な古典『ユング心理学入門』を読んでみる。

すると、いきなり読んだときは
意味不明な難解な一冊だったはずが、
基礎知識が既にインストールされていると、
スポンジが水を吸収するように理解できるのです。

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