書評/映画評

「すみっこ」と「中心」 あなたは、どちらが居心地がいい?

先日、「泣ける!」と評判の
『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』
を見てきました。

映画を見たら2本に一回は泣く男。

樺沢は、この映画を見て泣けたのか?





全く泣けませんでした。
涙の一滴も出ませんでした。

小学生でしょうか。
小さな女の子がボロボロ泣いていました。

大人も涙ぐんでいる人がいました。

樺沢は・・・ちっとも泣けない(笑)。

なぜ、私はこの映画を見て泣けなかったのか。

「童心」というものを失ってしまったのか。
それとも、「共感力」が低下してきたのか・・・。

ちなみに、すみっコぐらしとは?

電車に乗ればすみっこの席から埋まり、
カフェに行ってもできるだけすみっこの席を確保したい…。
すみっこにいるとなぜか“落ちつく”ということがありませんか?
さむがりの“しろくま”や、自信がない“ぺんぎん?”
食べ残し(?!)の“とんかつ”、はずかしがりやの“ねこ”、
正体をかくしている“とかげ”など、
ちょっぴりネガティブだけど個性的な“すみっコ”たちがいっぱい。


(オフィシャルサイトより引用)

そんな癒やし系のキャクターが登場する
ちょっとほっこりする世界観。

『映画 すみっコぐらし』は泣ける映画か?
どうして、樺沢は泣けなかったのか?
について、うちの家内と、30分ほど議論しました。

そんな問題について、真剣に議論する夫婦というのは、
日本中さがしても、うちくらいなものでしよう?

そんな中での家内の指摘。

「あなたは、いつも自分で真っ先に中心をとるタイプ。
あなたみたいな人が”すみっコ”を作っているのよ!」

うーん手厳しい指摘。
しかし、かなりの核心をついた言葉でもあります。

それを受けて私は、改めて自己洞察するのです。

私は、真っ先に中心をとるタイプ
ではありません。

すみっこではないにしても、中心から少しズレたところに、
自分の陣地を構える。

最初誰もいませんから、簡単に陣地がとれます。

そこに旗を立てて、
「ここに、こんなおもしろいものがありますよ!」
と教えてあげる。

すると、そこに人が集まる。

結局、自分が「世界の中心」にいる、という。
これが、樺沢紫苑の生き方。

最初から「世界の中心」をとっているわけではなく、
誰もいない場所に旗を立てて、そこに円を描いて、
「この指、とーまれ!」と人を集める。

結果として、
自分を中心にしたコミュニティができ上がる
というわけです。

ですから私も、
マジョリティに迎合できない奇人、変人。
普通や平凡を嫌い、むしろ孤独を好む。

とはいえ、誰も仲間がいないのも寂しい。

最初は、私も”すみっコ”たちの一人、
さほど変わらないと思うのです。

ただ、”すみっコ”たちと違って「群れない」

孤高、というか独立独歩。
あるいは、孤軍奮闘。
結局、人が集まり、仲間が集まってくる。

これは、「群れている」のとは全く違うのです

「すみっこ」を「中心」にする生き方。
これが樺沢流。

そしてそれが、
私が『すみっコぐらし』に感動できなかった理由。

そんな、群れてる暇があるんなら、
もっと何かやれることがあるんじゃないの?

それを聞いた家内が一言。

「そんなこと言うから、何チャンネルだかに
あなたのスレッドが立つのよ」

(鋭い考察!)

私は、「癒やし」を推奨するけども、
それは、何もしないで得られるような、
「棚からぼた餅」的な癒やしではありません。

そんな「お気楽な癒やし」は、本物の癒やしではないのです。
「気休め」、よくいえば「対処療法」的な癒やしです。

苦渋のトンネルを抜けた後に、
本物の「癒やし」がある!

睡眠、運動、朝散歩。
言葉で言うのは簡単だが、そんな楽なものではない。

でも苦労しながらでも、
樺沢を信じてついてきてくれる仲間は歓迎します。

一緒に、苦渋のトンネルを抜けようじゃないか。
そこには、きっと楽園がある。
いや、間違いなくある。

ただ、楽ではない。
だから、一緒に歩む仲間が必要なんだ。

「すみっこ」を、世界の中心にすることは、
不可能なんかじゃない。

なぜなら、
「世界の中心」は、人の数だけあるのだから。

無理して、最も人が集まる「誰かの中心」のポジション争いに
疲れ、そしてそこで敗れたからといって、
落ち込む必要などないのです。

自分の居場所は、自分で作ればいい!!

追伸

最後に家内が一言。
「疲れているサラリーマンに、それは無理」

【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画1500本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW

↓ 【樺沢紫苑公式メルマガ】の登録はこちらから(※メールアドレスを入力)

コメント

  1. Kao より:

    なんて素晴らしい奥さまなのでしょうか!するどいツッコミに、感動してしまいました。

  2. きしもとみきを より:

    奥様のコメントに涙しました😭

  3. さとう唯一 より:

    先生の気持ちにも奥様の気持ちにも
    共感できるジェンダーレスな自分です🎵

コメントを残す

*

CAPTCHA