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ラ・ラ・ランドに学ぶ夢実現法

【今日の一言】
夢を実現するには、「他者目線」が必要である。

(映画『ラ・ラ・ランド』を見て)

【解説】

映画『ラ・ラ・ランド』を見ました。
いい映画です。

ミュージカルとして楽しい。
ラブ・ストーリーとして胸が熱くなる。

そして、もう一つ。

「夢を実現する」が、
この映画の重要なテーマとなっていますが、
そこに強く共感しました。

ハリウッドで女優として成功したいミア。
自分の好きな音楽を演奏できるジャズ・ハウスを持ちたい
ピアニストのセブ。

最初は、二人とも我武者羅に夢を追い求めます。
しかし、全くうまくいきません。

そんな二人が出会ってから、何かが変わります。

互いの夢を語り会ったことで、
「他者目線」(客観性)が加わるのです。

二人は、「アウトプット」をはじめます。

セブは、バンドのメンバーとなり、演奏活動をする。
ミアは、自分で「一人舞台」を演出、主演することを決めます。

今までは、ただ「自分がやりたい」「自分がしたい」だった二人が、
「アウトプット」することで、
「他人からどう見られるか」「他の人は何を望んでいるのか」
ということを真剣に考え、
その先に新しい「表現」というのが、生まれていきます。

夢を実現するときに、多くの人は「自分が」「自分が」の
モードに入ってしまいます。

「他人は何を望んでいるか」(ニーズ)は、二の次になってしまう。

完全なる「独りよがり」で、それを誰かが評価することなど、
ありえないのです。

他者に迎合するのがいいわけではないけども、
他者目線を入れた上でアウトプットしていくことで、
多くの人から受け入れられる自己表現が完成していくのです。

昔の私も、セブと全く同じでした。

「自分の伝えたいこと」「自分が書きたいこと」を
本にまとめていましたが、それが「どんなに熱い想い」でも、
本は全然、売れないのです。

ある日、「読書術の本を書いてください」という依頼を受け、
「どうしても書きたい内容」ではなかったものの、
自分の読書経験を凝集させた1冊の本を書きました。

それは、「多くの人が必要としていた内容」であったために、
15万部のベストセラーとなりました。
それが、『読んだら忘れない読書術』です。

「自分がやりたいこと」と「他人は何を望んでいるか」の
バランスがとれた瞬間に、夢が実現する!

私が体験した「夢の実現方法」が、
まさに『ラ・ラ・ランド』には描かれていたので、
ハッとしたのです。

夢を実現するためには、ただ
必死に、我武者羅にやればいい
というわけではないのです。



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