精神科医の悩み相談室

花粉症を改善する、薬以外の方法 ~精神科医の悩み相談室

京都での撮影に関連しまして、
たくさんの質問をお寄せいただきありがとうございました。

すでに動画になっているもの、
簡単にお答えできるものについてお答えします。

■ 花粉症を改善する、薬以外の方法

【質問】

私は花粉症に悩まされておりますが、薬には頼りたくありません。
対策を教えてください!
(マダマダオさん、39才、男性)

【回答】

食事によって花粉症の症状を緩和することは可能です。

詳しくは、コチラの本に書かれています。

『花粉症からあなたを守る食事学
免疫力アップのメニューと症状をやわらげる癒しのメニュ
ー』
(菊池真由子著)

■ 相手からの好意を素直に受け取れません。

【質問】

昔からネガティブで自分に自信がなく、褒められたり好意を
示されても素直に受け取ることができません。
恋人との関係も良好にもかかわらず、「いつか嫌われてしま
うのではないか」という根拠もない不安をときおり感じます。
何か対処法はありますでしょうか。
(フーバーさん、24才、女性)

【回答】

それは、自己否定感が強いから。
対処法は「自分を受け入れる」ということ。

先日の東洋経済オンラインに私が書いた記事で、
詳しく解説していますのでお読みください。

「自己肯定感が低すぎてつらい人のための処方箋」
https://toyokeizai.net/articles/-/331596

■ 親の「物忘れ」が進んできたらするべき唯一のこと

【質問】

今年50になる母は数年前からしきりに「やばい記憶がない、
おかしい」といいつつ一向に病院には行こうとしません。
娘としてできることはありますか?
(ゆきちさん、26才、女性)

【回答】

コチラの動画で解説しています。

「親が認知症と診断されたらするべき唯一のこと」

「認知症」と診断されなくても、
「物忘れ」が強まってきたら、とにかく「運動」です。

■ 脳トレ・アプリは認知症の予防になるのか?

「スマホで脳トレアプリを繰り返せば
認知症予防になりますか?」

脳トレアプリ、ゲームなどで、「脳の活性化」を認める研究はありますが、
「認知症を予防できた」という研究はほとんどないです。

つまり、認知症予防として、効果があるとはいえません。

1日20分の運動で認知症の発症リスクを2分の1に低下できる。
認知症を予防したければ「運動」するのが一番です。

■ 朝散歩のかわりに窓際エアロバイクでいい?

【質問】

朝散歩のかわりに窓際エアロバイクでいい?
(のらくろさん、55才、女性)

【回答】

外を散歩するのがベストですが、
どうしても外出できない場合は、
窓際でのリズム運動でも、代用可能です。

■ 本質に近づく方法

【質問】

樺沢先生が、「本質」を見つけるために「行っていること」や、
「思考整理法」があれば教えてください。
(ベックスさん、32才、男性)

【回答】

それが、アウトプットです。

自分の考えを文章にしていく。
自分の考えが整理され、本質にたどり着くことができます。

インプット→アウトプット→フィードバックを
繰り返すほどに、間違いなく、本質に近づいていきます。

詳しくは、『アウトプット大全』をお読みください。

『学びを結果に変える アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)

■ 橋本病で、認知症にはならない

【質問】

軽い橋本病が判明。
認知症のリスクありますか。
(Gメン75さん、55才、女性)

【回答】

ネットで検索すると、橋本病、甲状腺機能低下症が
認知症の原因になるように書かれているサイトがありますが、
それは間違いです。

橋本病や甲状腺機能低下症によって、
「物忘れ」「記憶障害」「注意・集中力障害」などの
認知症のような症状を呈することはあります。

しかし、それはアルツハイマー病のような、
老人性の認知症とは全く別なものです。、

アルツハイマー病は、一度発症すると治らないのが特徴ですが、
橋本病や甲状腺機能低下症による「物忘れ」「記憶障害」は、
甲状腺ホルモンなど、きちんと治療すれば改善します。
可逆的なものです。

ということで、
橋本病、甲状腺機能低下症が
アルツハイマー病などの認知症のリスクを高めることはないです。

認知症が心配な人がすべきことは、運動です。
1日20分の運動で、認知症の発症リスクを2分の1に低下できます。

運動以上の認知症予防はありません。

■ ミスを減らす方法

【質問】

仕事でミスが多く、無気力で、adhd、asdのグレーゾーンと
診断されました。
仕事をミスする度に落ち込むのですが、
何か良い対策はないでしょうか。
(えみさん、24才、女性)

【回答】

ミスを減らす方法については、
コチラの本に詳しく書いていますので、
参考にしてください。

『絶対にミスをしない人の脳の習慣』(SBクリエイティブ)

また、発達障害や発達障害グレーゾーンの方で、
ミスが多い人がやるべきことは、「有酸素運動」です。

中強度以上の有酸素運動、45~60分を週2~3回
行ってください。

集中力、注意力が改善するので、ミスが減るはずです。

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