書評/映画評

コミュニケーションを増やす育児 「ベビーサイン」の可能性

最近、精神科医の私が
気になる子育てがあります。
それは、「動画育児」

お母さんが家事のかたわら、
赤ちゃんに動画を見せておく、というやつ。

どういうわけか、泣いていた赤ちゃんが
アニメの動画を見ると笑顔になるという。

東北大学の研究で、「動画育児」は、
子どもの発達に甚大な影響を与えることが
わかっています。

1歳児の動画視聴時間が
「1〜2時間/日」の子は、
コミュニケーション機能の発達が遅れるリスクが1.61倍。
「2〜4時間/日」では 2.04倍、
「4時間以上/日」では 4.78倍にも及びます。

別の研究では、1時間の動画視聴につき、
「語彙が6~8語ほど遅れる」というデータもあります。

発達が遅れるというのは、
後天的に発達障害を作り出しているようなものです。

発達障害の子どもが、
10倍以上に増えているという現状と、
無関係と言えるでしょうか?

1歳児の動画視聴時間は、
1時間以下にとどめることが重要です。

と言われても、
「もう子どもに動画を、毎日何時間も見せている」
という家庭も多いはず。

デジタル機器の利用が、
子どもの発達に悪影響を及ぼすのなら、
子どもとのリアルコミュニケーションが、
子どもの発達を大きく促進します。

そして、今すぐ、簡単に取り入れられる方法が、
「ベビーサイン」です。

「ベビーサイン」とは、
まだ言葉を話せない2歳前後までの子どもと、
手や指の動きを使って、
双方向のコミュニケーションをとる育児法です。

ベビーサインをを学んだ子どもは、
言語理解や表出言語、概念的理解などで高得点を示した。

ベビーサインが語彙や構文理解、文字への関心を高め、
リテラシー(読み書き)スキルの基盤を強化した、
といった研究もあります。

ベビーサインは、
言語的成長、コミュニケーションを促進する
可能性が示されています。

2歳以下の言葉を話せないお子さんと、
双方向のコミュニケーションがとれる!
ということは、親子の愛情の醸成。
自己肯定感などの育成にも、
大きく影響するでしょう。

子どもに、動画視聴をさせると、言葉が遅れる。
ベビーサインを取り入れると、言語能力が伸びる。

あなたは、自分の子どもに、
どちらを取り入れますか?

本日発売の『ベビーサイン図鑑』は、
ベビーサインの基本的な使い方を、
図解と写真をたっぷりに解説した一冊。

育児、家事に忙しいママさんも、
気楽に読めて、気楽に実践できるはずです。

言語化能力、コミュニケーション力、
すなわちアウトプット力が人生を変えます。

子どもが言葉を発する前から、
言語化能力、コミュニケーション力の
トレーニングができる!!
というのは、本当に画期的です。

出産直後のママさんたちは、
子育てが忙しくて
こんな素晴らしい本がある
ということも知りようがありません。

お孫さんが生まれた、という方。
あるいは、出産祝いなどに、
プレゼントするのも素晴らしいことだと思います。

『ベビーサイン図鑑: 簡単なジェスチャーだけで、
2歳児以下とも双方向コミュニケーション!』
(吉中みちる著、Gakke
n)

追伸
昨日の発売初日。
Amazon総合ランキングで、
「32位」になっていました。

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