書評/映画評

AI時代にリーダーシップを知らないと かなりヤバい理由

チームリーダーに抜擢しようとしたら、
辞退されることが多い。

経営者の友人から、よく聞く話です。

チームリーダーになる。
昇進、昇級するのは良さそうですが、
責任や心理的ストレスが増えるので
「見合わない」と思ってしまう。

今の仕事を、きままにやっていた方がいい、
と考えているのでしょう。

リーダーの仕事ができない人。

つまり、人に指示を出したり、
統括できない人は危険です。
将来、仕事がなくなるかもしれません。

「人に指示を出せない」人は、
AIにも指示を出せない。

「人を統括できない」人は、
AIも統括できない。

となると、
「受け身型」の仕事をしている指示待ち人間が、
本格的なAI時代に突入すると、
まず最初に首を切られる
のです。

ですから、今すぐリーダーになるかは別として、
仕事を割り振ったり、
仕事を統括したり、
全体を調整したりと、
「リーダーの仕事」ができる。

樺沢の用語では、
受け身型の仕事を「インプット仕事」。

自発的、能動的、積極的に行う仕事を
「アウトプット仕事」。

「インプット仕事」から「アウトプット仕事」
への転換。それが、AI時代に生き残る秘訣です。

だから、私の考えでは、
チームリーダーになるチャンスは
辞退しない方がいい。

そして、リーダーじゃないうちから、
リーダーシップについて学んでおいた方がいい

と思います。

そんな人にお勧めの一冊が、
『転生したらスライムだった件
リーダーシップはスライムに学べ』
(吉田幸弘著、KADOKAWA)

です。

『転生したらスライムだった件』(以下、『転スラ』)
(ライトノベルズ、漫画、アニメ)を例に
リーダーシップについて、気楽に学べる一冊。

原作と同じKADOKAWA刊なので、
原作の漫画がふんだんに使われているのは、
贅沢で、いいですね。

私は、『転スラ』アニメは見ていないのですが、
原作を知っている人は当然として、
原作を知らない人にも、
非常に役立つ一冊となっています。

本書の軸となる「サーバント・リーダーシップ」。
これが、昨今のZ世代を率いるためには、
不可欠なリーダーシップと思います。 

上から目線、支配的、威圧的、強権的、
カリスマ型リーダーは避けられるし、
「パワハラ」扱いされてしまいます。

水平型。伴走者のように、一緒に走りながら、
一緒に成長してくタイプのリーダーが、
今、広く受け入れられる時代です。

私は『転スラ』は見ていませんが、
私の大好きな『ダンジョン飯』のリーダー
「ライオス」もまた、
サーバント型リーダーなので、
本書で伝えたいイメージが、非常によくわかります。

これからリーダーになるかも知れない人は、 
本書を読んで、アニメを見て欲しい。

「リーダー=責任感があってたいへん」
というイメージは、
実は古いリーダー像を元にしている。

『転スラ』の三上悟(リムル)や
『ダンジョン飯』のライオス。

本人は超人的なパワーを持っていなくても、
仲間から信頼され、仲間の力を引き出し、
協力しながら、大きな困難を乗り越えていく。

サーバント型のリーダーは、
「楽しそう」「おもしろそう」。
そして、自分もやってみたい、と思えるかも。

転生したらリーダーだった件。
いや、現世でも「RPGのパーティー・リーダー」
のような「サーバント型リーダー」を
体験できるわけですから、
是非、積極的に挑んで欲しいのです。

『転生したらスライムだった件
リーダーシップはスライムに学べ』
(吉田幸弘著、KADOKAWA)

【関連ページ】
吉田幸弘さんの他の本も気になる方は、以下の書評も参考にしてください。

仕事が速いリーダー 仕事に追われるリーダーの時間の使い方 ~無駄のない”本質的な「仕事術」”がわかる!!
https://kabasawa3.com/blog/book-movie/how-leaders-use-their-time

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