書評/映画評

3行で人を動かす文章術 ~あるいは「教養としての文章術」

『アウトプット大全』の影響もあり、
アウトプットの大ブームが起きています。

書店に行くと「書き方」「話し方」などのアウトプット系の本が
本当に多いです。

「書き方」や「文章術」だけで、たくさんの本が出ていますが、
そこから自分に必要な一冊を選ぶというのは、
なかなか難しいかもしれません。

例えば、先日読んだ
『3行で人を動かす文章術』
(尾藤克之著、WAVE出版)

この本は、「教養としての文章術」といえるでしょう。

最近、「教養」の本が流行っていますが、
「最低限の教養」を知っていないと恥をかくかも知れない。
ちょっとした「教養」を知っていることで、一目置かれたい
という人たちが、教養本を買っていると思います。

『3行で人を動かす文章術』は、
「文章で恥をかきたくない」
「わかりやすい文章を書いて他者評価を上げたい」
という人にお勧めです。

たとえば、

「させていただく」に要注意

では、国会議員などもよく使う「させていただく」という表現は、
「過剰なへりくだり」であって、相手に違和感を与えるそうです。

「させていただく」は、「相手に許可を受ける」ことを行い、
そのことで「恩恵を受ける」場合にのみ使うのが正しい。

「この事業は中止させていただきます」という表現は、
「中止」によって恩恵を得るわけではないので、誤用ということになります。

私も、文章を書く仕事をしていますが、
恥ずかしながら全く知りませんでした。

敬語は基礎的なスキルですが、文章でも口頭でも使い方を間違えると
品格を問われてしまいます。

というように、
変な文章を書くと、自分の「品格」に関わるのです。

インターネットで誰でも文章を書いて、投稿できる時代だからこそ、
恥をかかないために、「転ばぬ先の杖」となる文章知識が必須です。

そんなミニ知識が、『3行で人を動かす文章術』では、
たくさん紹介されています。

#企業価値を高める「うまい謝罪文」の書き方
#「敷居が高い」「檄を飛ばす」「破天荒」など、間違いやすい慣用句の正しい使い方
#絶対に使ってはいけない政治家言葉

などを、興味深く読みました。

『3行で人を動かす文章術』というタイトル通り、
ウェブの文章、メール、プレゼンなど、
日々、私たちが書く文章を、
よりわかりやすく、よく伝わりやすくかる文章のテクニックが
多数紹介されています。

伝わりづらい文章を書いているのは、ある意味「恥」であるわけで、
恥ずかしくない文章をしっかり書きたい人には、
おすすめの一冊と言えるでしょう。

『3行で人を動かす文章術』
(尾藤克之著、WAVE出版)

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