映画やドラマで、犯人にとらわれた人質が、
ロープで縛られて、声を出せないように、
口にガムテームを貼られるシーンが登場します。
そんなシーンを見るたびに私は思います。
口にガムテームを貼られたら、
自分なら10分で死ぬだろうな・・・と。
私は、いろいろ自分の健康を調整していますが、
唯一悪いのが「鼻」です。
鼻中隔湾曲症は手術で改善したものの、
鼻炎アレルギーがあるために、
常時、「鼻づまり」と「鼻水」があります。
抗アレルギー薬を飲むと症状は収まり、
7、8年ほど毎日飲んでいたのですが、
毎日薬を飲み続けるのもどうか・・・
ということと、
薬を飲まなくても大丈夫な日も多いので、
最近は薬は飲んでいません。
しかしながら、
軽度の「鼻づまり」と「鼻水」があるのが普通。
なんとかならないものか?
とずっと思っているものの、
耳鼻科に行っても薬を処方されるだけ。
それほどひどくもないので、何となく放置していました。
それとは別に、最近「呼吸法」に関心を持っていました。
先日の「緊張セミナー」でも呼吸の話をたくさんしましたし、
今習っている古武術でも、
「呼吸法」は非常な意味を持つからです。
そんな矢先に見つけた本が、
『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』
(パトリック・マキューン著、かんき出版)
https://amzn.to/2kOPTyt
です。
おそらく、2017年は空前の健康法ブーム
といっていいかもしれません。
「最高の睡眠」「最高の休息」「最高の食事」
と、「最高の◯◯」というタイトルの健康本が
たくさん出ましたね。
そして、本書は「最高の呼吸法」。
これは、呼吸法について悩み、呼吸法について調べている私にとっては、
必読の1冊に違いないはず。
ということで、即買いしました。
そしてその予感は、見事に的中しました。
結論から言うと、
口呼吸はやめて「鼻呼吸」にしなさい。
呼吸量を減らしたほうが、健康にいい。
という内容の本です。
口呼吸は健康に悪いというのは、
昔から言われていることです。
口から細菌、ウィルスが入りやすく、病気になりやすい。
風邪も引きやすい。
その他、いろいろデメリットがあります。
ですから、「鼻呼吸」を推奨する、というのは普通です。
ですから、
「呼吸量を減らす」というのが、本書の特徴です。
息を止めたり、苦しい状態を作ることが、
血中酸素飽和度を下げて、
「高地トレーニング」と同様の効果が得られる、というのです。
つまり、「苦しい呼吸が健康にいい!」ということです!!
これは、かなり目からウロコの知見です。
理論も詳しく書かれていますが、
要するに効果があるのかどうかが重要。
なので、まず実践。
ということで、
「鼻づまりを治すエクササイズ」というのをやってみました。
こんなものをやっても、鼻づまりがすぐに治るはずがないだろう、
と半信半疑です。
さて、1回目をやってみると、「うーー、苦しい」。
やっぱり、鼻詰まりぎみなので、鼻呼吸をするだけで、
チョ~苦しい状態・・・。
2回目に挑戦しますが、やはり苦しい。
それでもも我慢しながら、3回目に挑戦すると、あらーー不思議。
鼻づまりが改善し鼻が通ってくるではないですか。
さらに、鼻水もあったのが、
鼻呼吸で息を強制的に通すことで鼻粘膜が乾燥したのか、
鼻水もほとんどなくなったのです。
最初はあんなに苦しかったのに、
本当に鼻づまりが治ったではないですか!!
さらに、「口をテープで止めて鼻呼吸の練習する」
というのもやってみました。
やはり最初は苦しいのですが、10分くらいを越えると、
むしろ呼吸が楽になってくるのです。
まだ、この本を読んで、数日しか立ちませんが、
暇をみては呼吸法のトレーニングをしていますが、
かなりいい感じです。
「自分には鼻呼吸は苦しいから無理」と思っていましたが、
「苦しいほど、高地トレーニング的な身体に良い効果が得られる」
というのですから、非常にはげまされます。
この本のエクササイズなら、何とかできそうです。
鼻呼吸のメリットはいろいろありますが、
私が注目するのは
「口呼吸は疲労感を増し、集中力を下げる」
「太り過ぎの人は呼吸法が間違っている」
「呼吸を変えるだけで、リバウンドせずに体重が減る」
「正しい呼吸で眠ると、睡眠が深くなり、疲れもとれやすい」
という点。
つまり、鼻呼吸のメリットは
「深い睡眠」「集中力アップ」「ダイエット効果」と
超うれしい効果がめじろ押しというわけです。
現時点では、「三塁打本」という認識ですが、
本当に「鼻呼吸」が習得できるのならすごい本です。
その時点で「ホームラン本」に昇格しようと思いますが、
果たして本当に「鼻呼吸」が習得できるのか?
しばらく、頑張ってみようと思います。