書評/映画評

がんばらない敬語 ~敬語は、そんなに頑張らなくていい。

サッカーW杯。AbemaTVに解説者として登場した本田圭佑さん。
解説の時に、自分よりも若い、後輩の選手達を
「さん」付けで呼んでいたことが話題になりました。

本田さんの丁寧な言葉使いの解説に、
好感を持った人も多いでしょう。

しかしながら、私は自分よりも年齢の若い人を呼ぶとき、
10代、20代の若者と話すときにも、「さん」で呼びますし、
患者さんも「さん」で呼びます。
実は、本田圭佑さんと同じ対応をしてきました。

自分よりも目上の人には「敬語」を使い、
年下や、後輩は呼び捨てにする。

つまり、相手によって態度をコロコロと変える・・・というのに、
非常に違和感があります。

ということで、私は「尊敬語」は滅多に使わずに、
全ての人に「丁寧語」で、丁寧に接する、
ということを意識しています。

そんなことを考えている矢先、
『がんばらない敬語』という本が送られてきました。

「丁寧に接していれば、敬語なんか必要ない」
という私のポリシーから、この本には全く興味がなかったのですが、
読んでびっくり!

 一言で言うと、
「無理しておかしな敬語を使うくらいなら、
敬語にとらわれずに丁寧な表現を使えばいい」
という内容。

つまり、私が「敬語」に対して持っていたイメージと、
ほぼ同じことが本書に書かれていたのです。

特に「第3章 「敬語」でなくても
“うやまう気持ち”を表す表現がある」
は、まさしくそういう内容で、
「クッション言葉」の使い方などが、説明されています。

「敬語を使おう!」というと、非常に難しく感じられます。
自分には、無理と思うかもしれません。

しかし、『がんばらない敬語』を読むと、
敬語を使うのに、そこまで頑張る必要はない。

まずは、基本的な知識を学び、「間違った使い方」は避けよう。
そして、無理して敬語を使うよりも、丁寧な表現を上手に使うことで、
十分に相手に敬意を伝えることができる。
自分の印象をよくすることができる、というわけ。

「丁寧な表現」は、全ての人に必要です。
お客さんの対応などが多い業種に限らず、
全ての社会人が知っておきたい言葉遣いが、本書で学べます。

『がんばらない敬語』
(宮本ゆみ子著、日経BP 日本経済新聞出版)

【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画4000本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW

コメント

  1. あおい より:

    私は本田さんの「さん」付けを不思議に思いながら解説を聞いていましたが、この様な理由があったのですね。
    他の選手よりも頭ひとつ抜けていた、本田さんらしい言葉遣いだと思います。

    話が変わってしまうのですが、今回「精神科医が見つけた3つの幸福」を拝読し多くの学びを得たため、下記で伝えさせていただきます。
    ありがとうございました。

    【特に学びになったこと】
    ・「幸せな人生」を送るためには、「今、楽しい」という感覚が絶対に必要。
    ・悩みがあるとき、状態の改善にどれだけ努力をしたか?ほとんどの人は、していない。
    本を読んで実践、そうすれば状態は良くなる。
    ・重要なのは、安定した家族関係と1人の親友。まずは家族と友人との関係。

コメントを残す

*

CAPTCHA