書評/映画評

まんが 超訳「論語と算盤」 ~コロナ時代に余計に心に響く

『まんが 超訳「論語と算盤」』が、スーツケースの中から出てきた。
1月末にスペインに行ったときに持っていったのに、
感想を書いていなかったことに、今、気付きます。
 
でもそれは、私の「不注意」ではなく、
「今、紹介する」ことに、とても必然性を感じるのです。
  
私が本書で、
アンダーラインを引いた場所をそのまま引用します。

今の境遇を「自分の本分」だと覚悟を決めること
 
プラスとマイナスの両面を分析して中庸の言動をすること
 
渋沢栄一は、どうやれば「道徳」と「経済活動」を合致できるか毎日考えていた
 
起こることのすべてを「偶然」とは考えず、天からの「運命」だと考えています

何気なく引いたアンダーラインですが、
今、この「コロナ時代」だか余計に心に響く
メッセージが込められているように思うのです。

 
本書は、
日本経済の父と言われる渋沢栄一(次の1万円札の肖像画となる)が書いた、
「論語と算盤」の漫画版で、
現代風のストーリーでわかりやすく解説した本です。
 
「論語と算盤」は、大正5(1916)年に出版されていますが、
渋沢は幕末、明治維新を生き、
明治以後の日本の経済発展を支えた人物と言っていいでしょう。

時代の激変期の中で、活路を見いだすノウハウが、
実は「論語と算盤」に詰め込まれている、という。
 
今、私たちはコロナ危機に直面。
日本は、いや世界は大きな転換点に来ている。
そこをどう生き抜いていくのか。

そのヒントが、
実は「論語と算盤」にあるのではないかと思ったわけです。

 
漫画版の本書は、
高校生でも読めるような平易でわかりやすい1冊。
 
私は、これからの時代
>「道徳」と「経済活動」を合致させる
ことが、とても重要だと感じています。

 
私利私欲を追求するのは論外。
かといって、ボランティア、他者貢献だけだと、
モチベーションが続かない。
 
自分のビジネスを通して、自分も活躍しながら、
社会に貢献し、日本に、そして世界に役立てていく。

社会貢献できるほど、自分の収入も増える、
というのは実に健全なシステムだと思うし、
個人のモチベーションも上がる。
 
それが、大正5年に書かれた本に、すでに述べられているのは、
「達観」とかいいようがない。
 
ということで、「論語と算盤」のエッセンスをサクッと学べる本作は、
今の時代にこそ、ハッとするモノを含んでいると、
心から感じました。
  
『まんが 超訳「論語と算盤」』

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