映画『線は、僕を描く』。
良かった! 爽やかな感動作。
自分の「好き」「やりたいこと」を発見する瞬間を描いています。
当然ながら、「自分と向き合う」ことでしか、それは発見できません。
トラウマを抱える無気力な大学生・霜介。
スランプな陥る女流天才絵師の千瑛。
それぞれが「自分の線」を探す、
すなわち「自分探し」をしていく。
巨匠・湖山を演じる三浦友和の圧倒的な存在感。
そして、この手の師匠といえば、
「強烈な父性」を発揮するのが常でありますが、
常に優しい物腰で人と接する湖山は、
令和時代の新しい父性像と言えるかもしれない。
非常に好感を持てました。
湖山が昭和的な「強烈な父性」を発する師匠だとしたら、
弱々しい霜介は、彼の弟子にはならなかったでしょう。
見ていて思ったのは、
私の職業である「文章を書く」ことと
「水墨画」の共通点。自分と向き合いながら、
どのように個性を発揮していくのか。
それは、「難しさ」でもあり、「楽しさ」でもあるのです。
『ちはやふる』の小泉徳宏監督。緊迫場面からの音楽の入り、
あるいはクリアな映像など、『ちはやふる』を彷彿させる演出も良い。
強烈な感動ではなく、誰にでも通じる「共感」からの爽やかな感動。
とても良い作品でした。
『線は、僕を描く』 樺沢の評価は・・・・・・★★★★☆ (4・4)
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