書評/映画評

定年後の不安を取り除く方法

定年が近づくと、「不安」になる人が多い。
一方で、「自由な時間」が増えて、「悠々自適」な生活を夢見て、
ワクワクする人もいるでしょう。

その違いは、何でしょう?

定年に向けて、「何をしたいのか?」「何をすべきなのか?」。

「方向性」と「TO DO」(すべきこと)が見えない人は、
先行きが見えずに不安になる。

「方向性」と「TO DO」がハッキリした人は、
「自由な時間」を自分流に設計できるのですから、ワクワクする。
楽しくなるのです。

定年に備える本。定年後の準備の本はたくさん出ていますが、
「方向性」は示されるものの、「TO DO」がハッキリしない本が多いのです。

その点、先日読みました
『退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書』
(髙橋伸典著、日本能率協会マネジメントセンター)

は、退職後に向けての「TO DO」(すべきこと)が、
実に明確に、そして実践的に書かれていて驚かされました。

退職後に目指す仕事として
(1)再雇用、再就職
(2)副業、業務委託契約
(3)独立・起業、社会貢献

の三つのステップが示されます。

私は、リタイアメントに備えて、
「社会的承認」と「金銭的収入」の両方を得るために、
「副業」「独立・起業」をお勧めしますが、
一瞬で「無理」と言う人が多い。

本書では、
「再雇用、再就職」というステップを挟むことで、
それを準備期間として「副業」や「起業」について勉強し、
準備していくという、無理のない、現実的な方法は、
多くの人の腑に落ちるはずです。

また、私は高齢者の孤独解消として、
「コミュニティへの参加」を推奨していますが、
コミュニティの参加の仕方がわかりません、という人も多い。

本書では、「つながり」の作り方を、
「プライベート名刺を作ろう」とか、
非常に基本的なステップから解説しているので、
とても丁寧で、わかりやすいと思うのです。

本書を読むと、退職後のロードマップ(進むべき道)が明確に見えてきます。

タイトル通り「退職後の不安を取り除く」1冊であり、
退職後も自分らしく、楽しく、幸せに働く、生きるために、
非常に役立つ1冊と言えます。

『退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書』
(髙橋伸典著、日本能率協会マネジメントセンター)

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