書評/映画評

スルースキル – “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法 ~「スルー」できるとものすごく楽になる

他の人から悪意ある発言をされたら。
他の人からマウンティングされたら。
他の人から、圧力をかけられたら。

スルーすればいいのです。

「スルーする」というのは、
「受け流す」「相手にしない」「無視する」
「何のリアクションもとらない」「反論もしないし、怒りもしない」
ということです。

「嫌がらせをする人」「悪意を向けてくる人」は、愉快犯です。

あなたがつらい表情を見せたり、落ち込んだり、
悲しんだりするほど、喜びます。

そして、嫌がらせをさらにエスカレートしてきます。
ですから、あなたが「つらい表情を見せる」ほどに、
嫌がらせは悪化するので、
何の表情も見せずに「スルーする」のが最善の対処法です。

では、具体的にどうやって「スルーする」のか、
それを説明するのは、結構難しい。

拙著
『人生うまくいく人の感情リセット術』(三笠書房)

にも、「のれんの法則」などの、
スルースキルを紹介していますが、
「スルーできない」という人は多いです。

そんな人にお勧めしたいのが、
大人気心理カウンセラーの大嶋信頼氏の
『スルースキル – “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法』
(大嶋信頼著、ワニブックス)

「スルーする」ことは、
ストレスを受け流すのにとても良い方法。

しかし、「スルーする」に特化した本は、ほとんど出ていません。
その少ない貴重な一冊がコチラ。

♯敏感な人よりも、鈍感な人の方が出世できる。鈍感になると人生が楽になる
♯気にすべきこと」と「気にしなくていいこと」の線引きをする
♯自分を中心に考えていい。相手の気持ちを考えないと、とても楽になる
♯「まあ、いいか」とスルーすると気分が楽になる

など、読むだけで勇気がわいてくる。

「上司からの小言」「頻繁な上司の飲み会の誘い」
「高圧的な取引先」「セクハラ発言」など、
場面ごとの具体的な「スルースキル」もたくさん紹介されていて、
非常にイメージしやすく、実践しやすい一冊です。

「嫉妬された時の対処法」も、全く同じなので、
嫉妬で悩む人にもお勧めです。

『スルースキル – “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法』
(大嶋信頼著、ワニブックス)

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コメント

  1. りこぴん より:

    樺沢先生、いつも動画や本楽しみに観させてもらっています。
    私の悩みなのですが、自分でいうのもなんですが、よく言えば気遣いするほう、悪くいうとお人好しすぎて、職場でもしんどいほうの仕事を交代などでも頼めなくて、立て続けでも自らしてしまいますが、内心たまには他の人も今日はやるよと言ってほしいと思ってぃす。昔から飲み会など車を出すのも多く、最近はいやで断るようにしましたが、周りも私を優しいと思っていてあまり気遣いなくなってきたのも行かなくなった原因の一つです。
    私なら距離にもよりますが、お礼飲み物やお菓子、ガソリン代などなにかはするよう心がけていますが、周りは言葉だけだったり、たまにはこっちも車出すよともないです。
    先生、仕事もプライベートも利用されやすく強く言えないお人好しの私に何か対策ないでしょうか。 
    どこから質問していいのかわからず、ここにコメントさせてもらいました。
    よろしくお願いいたします。

  2. 栗原知佳 より:

    YouTubeチャンネル登録しており、いつも参考にしています。樺沢さんのYouTubeは数分間なので、仕事の休憩中にも気軽に観ることが出来ます。ブログにも登録されて頂き、いろいろ学びを深めたいと思います。

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