新刊の執筆に集中していますが、昨日は10時間執筆したので、
ご褒美として映画に行きました。
なんと今年初の映画。『ワンダーウーマン 1984』。
私はヒーローが悪役を倒すという勧善懲悪ものが大大大嫌いです。
もういい加減飽きただろうと。
ということで、
マーベルコミックのヒーローはあまり好きではないのですが、
DCコミックの映画作品は一ひねり効いているので好きです。
『ジョーカー』もそうですし、
この『ワンダーウーマン 1984』も、そんな「ひねり」の効いた作品。
本作でも悪役は登場しますが、
本当の敵は人々の心の中にある「私利私欲」です。
そうした、人々の「私利私欲」が
全て実現したらどうなるのか?
というシミュレーションのような作品。
予告編を見ると、ワンダーウーマンが最強の敵と戦う、
的なイメージですが、全くそうではない。
良い意味で裏切られた、
というか想定を大きく超えてきました。
ファーストシーンの後、
1時間くらいアクションシーンがないというのも凄い。
いわゆる昔の映画、
そうこれは80年代のアクション映画の作り方なのです。
本作では、80年代のファッションや髪型、
米ソの冷戦など、当時の文化や政治を再現しています。
のみならず、
映画のストーリーも、
昔風のスローで堅実な展開で、
懐かしくもあり、驚かされもするのです。
最近のアクション映画は、観客を飽きさせないように、
映画の前半から、20分おきくらいアクションシーンがバンバン入ります。
本作は、アクションはないれども、
前半は人物描写で徹底的にひきつける。
全く飽きない展開です。
そしてクライマックスのモブシーンも完全に、
想像を裏切られました。
予告編で「世界を救う」と書かれていましたが、
そういう意味だったのか・・・と。
悪役を倒すことだけが、
世界を救うわけではないのです。
最後には、
「今、私たちの住んでいる世界は素晴らしい。
本当に幸せな世界なのだ」という壮大なテーマに行き着きますが、
これがまた、私が今、書いている本のテーマ、
そのものだったりします。
「生き方」や「幸福」のテーマを突き詰めると、
結局、そこに行き着くのか・・・と。
私の今書いている本の方向性は、
正しかったと、確認するのでした(笑)。
ということで、登場人物はものすごく少ないのに、
よくここまで盛り上がるストーリーを作ったなあ、
と感心しました。
レトロな80年代の雰囲気も懐かしいので、
非常に良い息抜きができました。
『ワンダーウーマン 1984』樺沢の評価は・・・★★★★ (4・2)
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