アウトプットを前提としたインプットの重要性は、
『アウトプット大全』では
人に「教える」という前提で、インプットをした学生は、
実際に教えていないのに、成績がアップした、
という研究の紹介で少しだけ説明しました。
アウトプットを前提にするだけで、
「記憶力」や「集中力」が大幅にアップする。
つまり、ザックリ言えば、頭が良くなる!!
そんな凄いノウハウを、くわしーーーくお伝えするのが、
「圧倒的に結果が出る!インプット力養成講座」セミナー
です。
今日は、私が、
「アウトプットを前提としたインプット」の重要性に気づいた瞬間に
ついて話そうと思います。
2004年4月。
アメリカのシカゴ、イリノイ大学に留学しました。
夢のアメリカ!!
毎週、毎週、新作映画が劇場で公開されます。
日本に来ているアメリカ映画って、
アメリカで公開されている映画の3分の1もないんだ。
そのくらい、たくさんの映画が、次々と公開されます。
毎週4本。月、15本以上は、映画を見ていたでしょうか。
しかし、ただ映画を見るだけでは、忘れるだけ。
アウトプットをしないと、もったいない。
さらに、アメリカで公開されたばかりの映画。
ほとんどが、日本未公開作品ですが、コレを情報発信すると
人気が出そうだ!! アウトプットしないともったいない。
ということで、メルマガ『シカゴ発 映画の精神医学』の発行を
開始しました。
2004年7月のことです。
それまでは、映画のホームページはやっていたので、
映画批評、映画紹介を書くのは慣れたものですが、
一つ、大きな問題に気づいたのです。
アメリカに渡って、まだ3ヶ月。
私の英語力では、
アメリカ映画を字幕なしで見るのは困難である・・・と。
とは言え、メルマガはスタートしてしまい、
週2回発行を公言してしまったので、後に引けません。
しょうがないので、
必死にヒアリングするしかありません。
内容をしっかりと理解するために、
とにかくセリフを聞き逃がせない。
全集中力で、聞き取りますが、
それでも聞き取れない部分があります。
しょうがないので、家に帰って、すぐ検索します。
英文のスクリプト(脚本)がネット上に上がっていることもありますし、
重要なセリフや詳細なストーリーは、
IMDb(インターネット・ムービー・データベース)からも
読むことができます。
とにかく、映画を英語教材として、
必死に「ヒアリング」をし続けたのです。
そうすると、なんと1年もたつと、ほぼ字幕に頼らず
映画のセリフをヒアリングできるようになったのです!!
わからない単語や聞き取れない部分は、もちろんありますが、
90%以上は理解できるレベルになったのです!!
この上達には、自分でも驚きました。
月15本、30時間もの英語を聞きとり、
わからない単語や表現などを全て調べていたわけですから、
ものすごい勉強量です。
そんな努力を苦もなくできたのは、
メルマガ『シカゴ発 映画の精神医学』を発行していたから。
メルマガに、しっかりとした映画分析を書く(アウトプット)を
前提にしていたせいで、
必死に映画のセリフをヒアリングをする(インプット)。
結果として、ヒアリング能力が飛躍的にアップしていた!!
というわけです。
もし、メルマガを出していないとしたら、
聞き取れないセリフや理解できない表現とか、
きちんと調べずにほったらかしにしていたでしよう。
「だいたいの内容は理解できるからいいか」的な感じで。
しかし、メルマガを書く。
実際に、メルマガ読者は最大で5万人もいましたから、
「聞き間違い」によって「嘘」を書いてしまうと
大恥をかくのです。
これが、樺沢の
「アウトプットを前提としたインプット」の重要性
に気づいた瞬間です。
「アウトプットを前提としたインプット」。
ブログに書評を書く、という前提で読書をする。
あとで社内で報告会をする、という前提で研修会に参加する。
など、誰でも、身近な場面で応用が可能です。
ちょっとした心構えを変えるだけで、
学びの効率が何倍にもアップする。
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