精神医学心の話

「物忘れ」は治ります!!

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歳をとると、「物忘れ」が出ます。

うちの父親、母親も、最近「物忘れ」が出てきた、
という人も多いでしょう。

しかし、
「物忘れはどうせ治らないから、どうしょうもない」
と思っている人がほとんどではないでしょうか?

しかし、それは完全に間違いです!!

初期の「物忘れ」は、完治します。

 

「正常」と「病気」の間に、「未病」という状態があります。

「病気」とまではいかないけども、徐々に病気の症状が現れている。
しかし、まだ「病気」として発症していない。

「認知症」も「うつ病」も「糖尿病」も未病の状態であれば、
完全に「健康の状態」「正常な状態」に戻るのです。

つまり、
「うつ病」なら、
ストレスがたまってやる気が出ない状態。
そこで、1週間ほど休息をしっかりとると元に戻ります。

しかし、一線を超えると、「うつ病」が発病して、
治すまでに「半年」「1年」かかります。

「糖尿病」なら、
検診で「血糖が高いです」て言われたら、
「糖尿病予備群」(未病)の状態です。そこで、血糖が上がりやすい食べ物は避ける。
食生活をガラッと変えると、
数ヶ月で「正常」な状態に戻ります。

しかし、一旦、「糖尿病」を発病してしまうと、
「正常」に戻ることは不可能です。

毎食後、インシュリンの注射を
一生、打ち続けないといけません。

「認知症」を発病する、その前段階に
「軽度認知障害」という状態があります。

「物忘れ」が少し増えてきた。
けども、まあそれほどひどくない、という状態です。

「軽度認知障害」あれば、しかるべき対策をとれば、
きちんと「正常」な状態に戻ります。

しかし、「認知症」を一旦発病してしまうと、
もとの正常な状態に戻ることは不可能です。

ですから、未病の状態、
「軽度認知障害」の状態で、きちんと対処しないといけません。

「軽度認知障害」か「認知症」なのか?

その辺の診断は、専門医でないと難しいので、
「物忘れ外来」のある精神科医を受診すべきです。

多くの患者さんは、
物忘れがひどくなった「認知症」の状態で受診します。

そこまで悪くなると、正常に状態に戻すことは困難です。

しかし、
初期の「軽度認知障害」の状態であれば、
正常の状態に戻るのです。
先日参加した、「日本老年精神医学会」でも、
認知症の専門の先生が、
「軽度認知障害は、きちんと対処すれば治る」と
明言していました。

ということで、
軽度認知障害の状態であれば、「物忘れ」は治る!!
これが、現在の医学です。

なので、自分の両親に「物忘れ」が出たら、
すぐに「物忘れ」外来に相談して欲しいと思います。

認知症が発症してから相談するのは手遅れ。

自分の親が認知症となり、
認知症が進行すると、ものすごーーーーく、
介護がたいへんです。

膨大な時間が費やされ、精神的にもヘロヘロとなり、
お金もかかります。

それは絶対に避けたいはず。

そのためにも、
軽度認知障害の段階で、専門家に相談すべきなのです。

軽度認知障害の対処法、治療法については、
明日のブログでお伝えします。

追伸
「軽度認知障害の段階は、まだ治る」ということが常識となれば、
認知症の患者さんは、確実に減るでしょう。
ということで、今日の記事、共感していただけましたら、
シェアしていただけるとうれしいです。

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