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脳科学で分析する 『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』

昨日見た『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』。

惑星を喰らう宇宙神「ギャラクタス」があと
何日かで地球に到達する。

このままでは、地球は破滅する。

自由の女神の3倍くらいでかい巨人で、
絶大な力を持つギャラクタスと、どう戦うのか?

「ファンタスティック4」の力を
合わせても、全く歯がたたない。

じゃあ、どうする?

ファンタスティック・フォーのリーダーて、
天才科学者のリチャーズ博士は、
黒板に向かってチョークで、
公式みたいなものを書いて考える。

なんというアナログ。

手を動かしながら、
考えて、考えて、考え抜くリチャーズ博士。

そんな方法で、良いアイデアが思いつくか・・・
と思いますが、




なななんと
とんでもないアイデアが出ました!!

限界状況に追い詰められたときに、
考えて、考えて、考え抜けば、
凄いアイデアが出るのです。

そういえば、似たシーンを最近見ました。

『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』。

上弦の参の鬼、猗窩座は
炎柱・煉獄杏寿郎を倒した
圧倒的な強さをほこる鬼。

炭治郎と義勇の2人がかりでも、
歯が立たない。

2人は消耗し、限界状況に達する。

あと一撃で死ぬかもしれない。

その瞬間の炭治郎のセリフ。

「落ち着け!! 考えろ! 焦るな! 
絶対に思考を放棄するな」

考えろ! 考えろ!

とにかく、
あきらめずに考え続ける炭治郎。

猗窩座の行動、攻撃の特徴。
猗窩座の言葉。
杏寿郎との戦闘シーン。
父親との思い出。
伊之助の言葉。

圧倒的な観察。そして、想起。
走馬灯のように、
様々な言葉、状況が思い出される。

そして、その膨大な情報をつむぎ、
重大な「気づき」がひらめく!!

炭治郎は、
猗窩座の弱点に気づいたのだ!!

このシーンが、本作で一番好きなシーンか。

とにかく、考えて、考えて、考えつくすと、
アイデアが出たり、重要な気づきが得られるのです。

限界状況においては、
アドレナリン、ノルアドレナリン、
ドーパミン、エンドルフィン
といった、脳の働きを爆発させる
興奮型の脳内物質が瞬時に、
そして大量に分泌されているから、
脳の働きは何倍にも、
いや何十倍にも研ぎ澄まされる。

時間感覚も変容する。
1秒が、何倍にも感じられる。

炭治郎の「考える」シーンは、
10分以上続くが、
実際には数秒だろう。

しかし、脳内物質の援助もあって、
数秒で10分の思考ができる
と言っても、過言ではない。

野球選手のボールが
「止まって見えた」というのも同じだ。

そして、「気づき」を得た瞬間に、
脳の回路がつなぎ替わっている。

「新しい回路が増設された」
というと、わかりやすいか。

「気づき」を得た炭治郎は、
先ほどの炭治郎とは別人だ。

その一瞬で、飛躍的に自己成長を
とげたのです。

闘いの結末は、書かないでおきますが、
猗窩座と炭治郎の決戦を
脳科学的に分析すると、こんな感じになります。

自己成長のために、最も重要なことが
「考える」ということ。

「考える」→「気づく」→「自己成長」
という連鎖。

しかし、昨今の生成AIの普及によって、
自分で「考える」ことを放棄する人が激増中。

AIに考えさせる
→ 自分で考える力が低下する
→ 認知機能が低下
→ 認知機能の低下が固定

AIに頼りすぎることで、
認知機能の低下が借金のように積み上がっていく。

これを、
「認知負債」と言います。

樺沢が言い出したことではなく、
MIT(マサチューセッツ工科大学)の
研究でも明らかになっています。

一言で言うと、AIに頼りすぎて、
自分で考えないとバカになるのです。

スマホでも同様。

スマホを使いすぎて、
自分て考えることをしなくなる。

同様に
スマホの使いすぎで、バカになるのです。

AI時代に最も重要なのは・・・
昨日のメルマガでは「アウトプット」と言いましたが、
リチャーズ博士が、黒板にメッチャ書きながら考えていたように、
「考える」=「アウトプット」と、ほぼ同義です。

アウトプットしないで、何時間、考えても、
堂々巡りしかしません。

自分で考え、自分で決断し、自分で行動する。

これが、樺沢が考える「生きる力」であり、
今の日本人において、最も「危うい力」です。

だから、拙著
『19歳までに手に入れる7つの武器』でも
『こどもアウトプット図鑑』
でも、
「自分で考え、自分で決断し、自分で行動する」
ことの重要性を、とことん強調しました。

あなたは、
「考える力」を鍛えていますか。

限界状況に陥った時、
炭治郎のように、
あきらめずに「考える力」で突破していますか?

生成AIが爆発的に普及する今だから
改めて、「考える力」の重要性について、
考えてほしいのです。

追伸1

樺沢の「考える力」についての考察結果は、
先日開催した
『AI時代を乗り越える! 戦略的アウトプット術』セミナー
で、詳しくお伝えしました。

バカにならない生成AIの使い方。
「考える力」を養う生成AIの真の使い方。
を知りたい人は、是非、動画をご覧ください。

追伸2

樺沢の主催するウェブ心理塾は、
9月をもちまして、
新規の募集を中止
するので、
この動画も、塾生以外は、視聴できなくなります。

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