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社内のコミュニケーションを活性化する方法

長野県、飯田市、伊那市の、
地方でありながら元気ある優良企業5社を訪れ、
各社の社長から、1~2時間も、直接、話をうかがう
というビジネス視察。

人口約7万人の伊那市に、年商200億円の企業。
「かんてんパパ」で知られ、寒天の全国シェア率80%
という伊那食品。

2代目社長、塚越寛氏の「年輪経営」は経営者の間でも有名で、
日本中の大企業の経営者も、「年輪経営」を学びに来るといいます。

今回は、3代目社長、塚越英弘氏の話をうかがいました。

私が印象に残ったのは、
伊那食品の社員は「家族」であると言い切ったところ。

そして、実際に、社員同士が、
家族のように仲が良いと言います。

その秘密をいくつか聞きましたが、
「おやつ休憩」は凄いな、と思いました。

毎日、10時と15時から、15分間
工場内の、全社員が食堂に集まって
「おやつ休憩」をとるのだそうです。

おやつを食べながら雑談をする。

それが、コミュニケーション・アップの秘訣なのだとか。

「おやつ休憩」では、
他部署の人とも顔を合わせるので、
他部署の人とも顔見知りとなり、
連絡や連携などがスムーズになるのだそうです。

また、おやつ代は、会社からの補助を出しているそう。

昨今では、休憩時間には、スマホをする人がほとんど。
全員が集まって休憩をとる、というのはかなり異例。

また、工場の生産ラインを休憩のたびに止めなくてはいけないので、
生産性としてはマイナスになるはずが、
実際は圧倒的にプラスの効果が大きいのだそうです。

全員が集まって、おやつを一緒に食べるだけで、
人間関係の改善に大いに役立つ!

社員全員が集まるのは無理としても、
あなたの「部署」だけでも、
一緒に休憩をとるくらいならば可能なはずです。

拙著『アウトプット大全』にも、
>コミュニケーションを深めるための「雑談」は極めて重要
と書かれています。

「雑談」を増やすだけで、
あなたの職場の人間関係や雰囲気が、
大きく改善するはずです!

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