書評/映画評

ツイスターズ ~ただの竜巻映画じゃない!

『ツイスターズ』、おもしろかった!!

ただの特殊効果が売りの映画かと、
全く期待していませんでしたが、
人物描写がよかった! 

竜巻でのトラウマを抱えるケイトが、
いかにしてトラウマを解消していくのか? 
ありがちなストーリー展開ですが、
一つ一つの人物描写が丁寧で、
物語に引き込まれます。

途中のケイトとタイラーがロデオを見るシーン。
あるいは、傷心したケイトが故郷に戻るシーンとか、
チョーあるあるな展開ですが、
何か「郷愁」のような「懐かしさ」を感じ、
ジワッと涙が湧いてくるのです。

演出がうまい! 
そして、演技もいいのです。

ケイト役は、
『ザリガニの鳴くところ』で注目を集めた
デイジー・エドガー=ジョーンズが演じます。

ニューヨークから来た、気象学者を目指していたケイト。
彼女とは、全く相容れない、竜巻カーボーイことタイラー。

最初は、竜巻狂いのチョーおバカなユーチューバー
として登場しますが、徐々に自己開示しながら、
意外な一面が見えてくる・・・。

そして、二人は、接近していきます。

それは、「竜巻による被害を減らしたい」
という共通のビジョンがあったから。

パリピでバカなアメリカ人。
そして、無理、不可能に果敢に挑戦するアメリカ人。

そんなアメリカ人の
「良い面」と「悪い面」が、対照的に描かれている。

この辺の設定や展開は、
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』と似ています。

ケイトとタイラーの「巨大竜巻」に対する執念は、
巨大鮫退治に命をかける『JAWS』も彷彿とさせます.

あと、「竜巻のときは、車に避難すると危険」
「まずは地下室」
「なければ、何かにつかまって頭を伏せる」
「絶対に立ち上がってはダメ」など、
竜巻に対する対処法を、わかりやすく情報提供している。

災害啓発的な側面もあっておもしろい。

表面的な部分だけ見ると
「ありがちな災害映画」ですが、
ツボを押さえた王道の「アメリカ映画を見たな」
と思いました。

『ツイスターズ』樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★ (4・1)

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