書評/映画評

エディントンへようこそ ~常に物議をかもす監督の最新作

『エディントンへようこそ』。

(個人的には)おもしろかった! 
というか、いろいろな意味で怖い映画。

ただ、毒が強すぎて
全く、万人向けとはいえない。

『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』の
アリ・アスター監督が、
またしても問題作をぶちかました。

酔っ払いの対応くらいしか事件がなかった
田舎街エディントン。

その、保安官ジョー(ホアキン・フェニックス)が
とんでもない騒動も巻き込まれていく。

コロナ禍。マスク警察。
小児性愛者。陰謀論。ディープステート。
SNSのフェイクニュース。切り抜き拡散。
YouTuberやインフルエンサー。
白人史上主義。人種差別。カルト教団。
テロリスト。銃社会。エネルギー問題。
AI企業とデータセンターの誘致。

ここ5年間の、SNS界隈のキーワードを
全てぶっ込んできたのには驚かされる。

そして、展開は、全く予測不能。
しかし、膨大な伏線が、
絶妙に改修されるのは気持ちがいい。

本作は、
人によってどう感じるか。

全く予想不能ですが、
私は動画などの一部が切り抜かれて
SNSが猛烈な勢いで拡散していく、
本人の意図をはるかに凌駕していく
怖ろしさを強く感じました。

自分も情報発信者の一人として。

常識をぶち破る。
予定調和のストーリーが大嫌いな人に、
お勧めしたい作品。

『エディントンへようこそ』樺沢の評価は・・・・・・★★★★☆ (4・6)

【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画6154本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW

コメントを残す

*

CAPTCHA