トランプ大統領のカナダ、メキシコへの
関税引き上げ問題で、
「フェンタニル」という言葉が、
ここ数日で増えています。
フェンタニル中毒については、
今まで何度か記事にしていますが、
知っている日本人は、本当に少ない。
フェンタニルと
「フェンタニル中毒」について、
わかりやすくまとめます。
(1)フェンタニル中毒で、
米国では毎年10万人以上が死亡。
ウクライナ兵の戦死者が合計で4万人越え
なので、その2倍以上の米国人が、
毎年亡くなっていることに・・・。
2020年の死亡者が、93,331人なので、
ここ5年間、ほぼ横ばいという状況。
(2)強力な鎮痛作用
フェンタニルは、元は医薬品でも使われる
オピオイド系鎮痛薬。
(現在流通しているのは、麻薬用に作られた物)
その鎮痛作用は強力で、
最大でモルヒネの100倍、ヘロインの50倍。
それだけ、多幸感、依存性などの、
ドラッグとしての作用も強い、
ということ。
(3)致死量が低い
致死量は、約2mg。
致死量が極めて低いので、
簡単に過剰摂取(オーバードーズ)
になってしまう。
数錠飲んだだけで死亡する例も。
ハイになれば、間違って、
数錠、追加してしまうことは、
簡単に起こります。
(4)安価で高校生でも買える
1錠、数ドルと極めて安価。
そのため、高校生など、
若者にも広く蔓延しています。
18歳から45歳の米国人の
死因第1位が、
フェンタニル中毒。
(5)メキシコ、カナダから密輸されている
中国製(原料)が、
メキシコ、カナダを経由して、
アメリカに密輸されています。
トランプ大統領の
カナダ、メキシコへの関税問題。
日本では「暴挙」のように報じられますが、
毎年10万人が死んでいる!
フェンタニル中毒の現状を知れば、
「最優先課題」であることは当然でしょう。
メキシコもカナダも、
フェンタニルの密輸対策に
協力的な姿勢を示しています。
追伸
5年前の樺沢のYouTube動画で
フェンタニル、麻薬系鎮痛剤の
問題について告発しています。
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