魂を揺さぶる映画を見ました。
『センチメンタル・バリュー』。
『わたしは最悪。』の
ヨアキム・トリアー監督。
カンヌ国際映画祭 グランプリ受賞。
第98回アカデミー賞8部門9ノミネート。
助演女優賞は、異例の2人がノミネート。
と期待アゲアゲの前評判に
期待と警戒心半々でしたが、
納得の重厚感ある作品。
10-20年前までは、父親と息子の対立と和解の
物語が大流行していましたが、
最近は、父親と娘の和解の物語が増えています。
チョー有名映画監督の父親と女優の娘。
父親の離婚をきっかけに、全く疎遠となる父娘。
絶対に謝らない父親グスタヴ。
そして、決して父を赦さない娘ノーラ。
回復不能にも見えた親子関係。
前半は、見ていて苦しい。
妥協しない2人の姿に、
イラつき、怒りすらわいてくる。
父親の関係修復映画か・・・
と思いきや、
そこに母親の死の秘密や
ナチスドイツ時代のエピソードなど、
さらに深掘りするテーマが盛り込まれ
ストーリーが豊かに花開いていく。
演劇や映画の裏舞台を描いたシーンが、
劇中に多用され、映画ファンを釘付けにする
仕掛けも多い。
エンタメ映画として見るとつらすぎるのか、
映画comの評価は3.8と高くない。
樺沢の評価としては、今年見た21本の映画の中で
断トツの1位である。
心理描写がしっかりとした骨太な作品。
アカデミー賞、何部門受賞するか楽しみです。
『センチメンタル・バリュー』樺沢の評価は・・・★★★★☆(4・8)
《年間ベスト10の上位水準》
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