凄い本が出ました!
『私のなかの希死念慮ちゃん』
(芳賀高浩著、彩図社)
「死にたい」という感情、希死念慮。
希死念慮をここまでドカーーンと
タイトルに据えた本があったでしょうか。
Amazonで調べましたが、
Kindle出版では何冊かありますが、
通常の書籍では、ないです。
精神科の診察においても
「死にたい」という感情は、
非常にデリケートであり、扱いづらい。
しかしながら、
日本財団による調査(2022年)、
18歳から29歳の若者14,555人を対象によると、
「死にたいと」考えた経験がある
(希死念慮経験あり)は
44.8%でした。
若者の2人に1人が、
「希死念慮」を経験しているのです。
そして、その一部が、
残念ながら自殺で亡くなっています。
そして今、日本人の自殺は漸減する中、
10代の自殺だけが増え続けている!
という異常事態が起きています。
「希死念慮」の正体。
なぜ人は「死にたい」と考えてしまうのか?
を明らかにすることで、
その対応も見えてくるでしょう。
そしてこの
『私のなかの希死念慮ちゃん』は、
「死にたい」とは何か?
「死にたい」という感情と、どう付き合うのか?
という問題に対して、
非常に解像度高く、切り込んだ野心作となっています。
と言うと難しくなってしまいますが、
表紙の可愛らしいデザイン。
「死にたい」という怖ろしい感情を
「希死念慮ちゃん」という”可愛らしい小悪魔”
的なキャラクターに擬人化することで、
取り扱いづらい感情と、
冷静に、そして客観的に取り組んでいこう!
という本になっているのです。
「死にたい」と考えてとしまう人向けの本
なので、高校生でもスッと読めるように書かれています!
では、「希死念慮」とは、何なのでしょうか?
本書の結論を読むと、驚きます。
希死念慮ちゃんの役割は、
心の底にしまいこんできた悲しみや怒り、
誰にも言えなかった孤独、無力感
—–それらをまとめて、代わりに抱えている存在。
つまり、希死念慮とは「心の防波堤」のような存在で、
自分とって必要な存在だった。
否定したり、消し去る必要もない
ということなのです。
「希死念慮」は、あっていい!!
「希死念慮ちゃん」は、そこにいていい!
と締めくくられます。
「希死念慮」をなくそう。
死にたいと思う自分は、ダメな人間。
と自責の念にとらわれている人が多い中、
「希死念慮」は、あっていいのです!
この強烈なポジティブ・メッセージに
救われる人も多いでしょう。
「希死念慮」で悩む人は、
是非、本書を一読して欲しい。
また、精神科医、カウンセラー、看護師、教員など、
「死にたい」と相談される立場の人にも、
本書はお勧めです。
「死にたい」と相談されたときに、
どのような声がけが良いのかが、
見えてくるはずです。
『私のなかの希死念慮ちゃん』
(芳賀高浩著、彩図社)

追伸
『私のなかの希死念慮ちゃん』の著者、
精神科医、芳賀高浩先生とYouTubeライブします。
「死にたい」とは、何かについて徹底的に語ります。
2025年9月8日(月)20時30分スタート
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