書評/映画評

シャッフル・フライデー ~爆笑からの感動! 痛快コメディ

『シャッフル・フライデー』が、おもしろすぎた!
これぞ、ザ・ハリウッド映画。

前半は、チョーおバカなコメディ映画。
「身体が入れ変わる」という不可思議な現象に、
「結婚前の騒動」というあるあるのシチュエーションが
掛け合わされる。

しかし、さらに
親子の愛情、友情、家族の大切さ。
夢をおきらめる。家族の死、トラウマや再婚。
など様々なテーマが上乗せされていく。

「ニンニク野菜アブラ、マシマシ」の二郎ラーメン
のように、器に乗り切らないほどの
様々なテーマがトッピングされていく。

怒濤のスピードで物語は突き進み、
最後は涙が止まらなくなった。

ただ、大笑いしていた展開が、
いつの間にか、チョー感動ストーリーに転化されるのです。

肉体が入れ替わるというパターンは、
『転校生』や『君の名は 。』など、傑作も多いですが、
本作では、祖母、母、娘とその同級生と四人が
同時に入れ替わるので、かなりややこしい。
 
しかし、その入れ替わりの映画的な意味が、
徐々に明らかにされていくのです。
 
思春期まっただ中の女子高校生。
当然、親には反抗するし、親がウザいという世代。
親は、子の気持ちが分からないし、
子は、親の気持ちが分からない。
 
しかし、この親と子が「入れ替わる」ことによって、
お互いの立場、大変さ、そしてその過去など、
「相手の立場」で見ざるを得なくなる。
 
これが、「視座転換」!!
 
相手の気持ちになって考えよう!
と言っても、ほとんどできない。
  
しかし、それが本作では。
「入れ替わり」というトリックによって、
否が応でも、相手の立場を考えなくては
いけない状況になるのです。
 
そして、「言語化」のテーマも入っている。
 
もっと、素直に正直に自分の気持ちを伝えれば、
全て上手くいく・・・というのに、なぜか
それができない。

むしろ、逆のことを言ってしまう。
 
もっと素直に言語化できていたら、
現実はどう変わるのか?

という思考、心理トレーニングにもなるだろう。
 
かなりおバカなシーンも多いのですが、
こういう「おバカ」映画を真面目に作るのが、
ハリウッド映画の真骨頂。

そして、
私が大好きなアメリか映画のパターンなのです。
(例えば『バービー』とかが、このパターン)

『シャッフル・フライデー』樺沢の評価は・・・・・・★★★★☆ (4・7)

まずは、予告編を見たい人は、コチラから
https://youtu.be/SMxUuO03n8s

追伸
個人的には、大大大好きな人ですが、
アメリカのコメディ映画が苦手な人には、
お勧めしません。

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