精神医学心の話

日野原先生に学ぶ100歳以上生きる秘訣

アメリカで行われた、
100歳以上の長生きをした人を対象にした研究。

100歳以上の長生きをした人の共通点とは?

それは、
最近まで働いていたか、現在も働いている、
ということでした。

生涯、現役を貫く。
これが実は、長生きの重大な秘訣なのです。

7月18日、日野原重明先生が、105歳でお亡くなりになりました。

105歳になっても働き続けていた、
「生涯現役」の健康法を、自ら実践し、
その効用を自ら証明したドクターであったといえるでしょう。

日野原先生は、言います。
「僕の健康法の基本は、睡眠と食事と運動。」

私も、睡眠と運動の重要性を再三にわたってお伝えしていますが、
睡眠、運動、食事は、健康の柱といえるでしょう。
 
そして、それに加えて、
「やりがいのある仕事」を続けることも、
大きな健康法です。

大きなストレスになるような、
「やりたくない仕事」はストレスですが、
「やりがいのある仕事」は、「生きがい」になるのです。

「働く」ということは、
「人の役に立つ」、つまり「社会貢献」でもあります。
 
「人の役に立つ」というのは、最大の生きがいになります。
逆に、「人に迷惑をかけている」というのは、
最大のストレスになります。

身体と脳を使い続ける。
脳トレであり、身体のトレーニングでもあるのです。

また、
「コミュニケーション」「一人にならない」ということが、
認知症予防にも必要であり、
また長生きの秘訣でもあるのです。

ということで、
そんな「生涯現役」のライフスタイルを自ら実践され、
その有用性を自ら示した日野原先生。

これから100歳まで生きるのが当たり前の時代になりますから、
「生涯現役」のライフスタイルは、さらに注目を浴びることでしょう。

日野原先生のご冥福を心からお祈りいたします。

 



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