書評/映画評

残念ながら、その文章では伝わりません 〜 文章が苦手な人がまず読むべき一冊

「文章を書くのがが苦手」という人は、多いものです。

おそらく、2人に1人くらいは
「文章が苦手な人」だと思います。

それで、「文章が苦手な人」に、

何か文章についての本、ライティングの本、「書き方」の本を
読んだことがありますか?

と質問すると、ほとんどの人は「読んだことがない」と答えます。

「文章の苦手」を克服したければ、
まずは「文章術」の本を一冊読むべきです。

もちろん本を読んだだけで文章は上達しませんが、
「文章術」の基本を知らないで、
どれだけたさくん文章を書いても、ほとんど文章は上達しないのです。

我流でゴルフの練習をしても上達しないのと同じですね。

さて、そんな今まで文章術の本を読んだことのない、
「書き方」初心者にお勧めしたいのが、
「書き方」の専門家、山口拓朗さんの新刊
『残念ながら、その文章では伝わりません』です。

山口さんの本は、15冊以上出ていますが、私は全冊読んでいます。

それらの本と比較して、

#本書の特徴は、「文庫」である、ということ。
#4ページで1項目になっている
#どこからでも読める構成になっている

つまり、とても「読みやすい」ということがあります。

それでいて、内容が薄いかというと、そうではない。
山口さんの文章術のエッセンスが凝縮されている。

今までの山口さんの文章術本の「いいとこ取り」のような
名場面集のような本になっているのです。

文章が下手な人でも、上手に文章を書ける
「文章術テンプレート」も10パターンもついています。
 
それでいて、価格は740円と、
通常のビジネス書の半額以下。

これは、かなりお得だと思います。

ということで、
「いままで文章術の本を読んだことがないので、
 まずは文章術の入門書から読みたい」
という人に最適なのが、
この『残念ながら、その文章では伝わりません』 なのです。

この本の内容を知っているだけで、
相当に「伝わる」文章が書けるようになる、
ことは間違いありません。

『残念ながら、その文章では伝わりません』 (だいわ文庫)
(山口拓朗著、大和書房)
https://amzn.to/2vZRjKG