2日目は、フランクフルトからイタリア、ミラノに移動。
#ミラノサローネ国際家具見本市
ミラノ・サローネは、
本会場の会議場だけではなく、ミラノの街中が「ファッション・
としてオシャレな家具やスタイリッシュなデザインで覆い尽くされ
いろんな企業デザイナーが、街中でイベントと展示をしています。
ミラノ・サローネは、審査が厳しく、厳選された企業、
いうなればデザイナーにとっては、「甲子園」のような場所。
ここに出店するのが夢、なのだそうです。
今日は、本会場ではなく、街中の会場を散策。
光が追尾するテーブル(スマート家具)「SONY」の展示
街中の会場の方は、かなり広いスペースを使い、
独自の世界観を作り出すことが可能。
ということで、本会場とは別なおもしろさがあるようです。
展示が素晴らしいのは当然として、私が注目したのは、
参加者の熱意です。
世界中のデザイナーが、勉強のために、この場所を訪れています。
第三者的に展示を見るというよりは、
「いつか自分も、この場所で!!」的な、
非常に前向きで、ポジティブな雰囲気が強い。
熱意をもって一つ一つの家具やデザインを観察している様子に、
心が動かされるのです。
街中が人であふれて、街の賑わいが凄い。
明日は、本会場なので、さらに楽しみです。
ヤン・ブリューゲルの「花束」をモチーフにしたシャンデリア。
ブリューゲルのファンとしては、たまらいない作品。
プロフェッショナルも絶賛。「Mooi!」のイス。
#デザイナーという職業
例えば、「イス」のデザインを一つとっても、
今までにないデザイン。そこに自分の個性を盛り込み、
見た人に「凄い!」と思わせないといけない。
今まで、何十万とかそれ以上の「イス」のデザインがあった中で、
それらを上回るような、
というのは、どれほど大変なことなんだろう、と思うわけです。
私のような「本を書く」という作業は、「複雑さ」を増やす作業。
逆に「デザイン」というのは、単純化、シンプル化する中で、
コンセプトをより強烈に打ち出していくという作業。
たいへんだからこそ、おもしろいのかもしれません。
#デザインの街らしいレストラン「small」でランチ
イタリア、そしてミラノというと、デザインの街らしい。
そんなミラノらしくて、デザインセンスにあふれたレストランが「
言葉では説明不能。
「おもちゃ箱」をひっくり返したようなごちゃ混ぜ感。
かといって雑多にならない、スタイリッシュな統制が同居するデザインが
おもしろい。
これだけオシャレな店だと味が心配ですが、
人気店だけあって、味はどれもおいしかった。
一番は、モッツァレラチーズが大量に乗ったブルスケッタ。
ふわっとしたモッツァレラとカリッとしたパンの食感の対比。
そして新鮮なチーズの味わいとトマトの軽やかな酸味が、
口の中に一気に広がる、という・・・。絶品です。
前回もイタリアに来たときに思ったのは、
イタリアで一番おいしいのは、「モッツァレラチーズ」と「
「ピッツァ・マルゲリータ」にも使われる、この組合わせは、
タリアテッレもかなりおいしかった!
#ミラノでミラノ風リゾット
ミラノといえば、「ミラノ風リゾット」が有名。
さて、その実力は・・・。
以前、ミラノに来たときは、「こんなものか」
今回のお店の「ミラノ風リゾット」は、かなりおいしかった。
「ミラノ風リゾット」とは、サフランを使った黄金のリゾット。
バターとパルメザンチーズで味付けされ、具は入りません。
ここの「ミラノ風リゾット」は、バターがかなり濃厚で、
口の中でバターの旨味が広がるという。
おいしいものをいただきました。
本日、16,000歩(約10キロ)歩きましたので、
かなり疲れました。
明日の、ミラノ・サローネ。本会場が、とても楽しみです。