漫画『キングダム』、26巻まで読了!!
『キングダム』映画化にともない、
珍しく映画関係のお仕事が来ました。
原作読んでキャラ性格を把握しないといけないので、
とあえず26巻ほど読んでみました。
うわさ通り、おもしろーーーい!!
登場人物が多く、脇役描写が超脇役に至るまで丁寧で、
重要なキャラも容赦なく死んでいく。
『グインサーガ』『銀英伝』『スター・ウォーズ』などにも通じる、
樺沢の大好きなストーリーパターンにはまりました。
「樺沢さんは漫画は読むのですか?」
「どんな漫画を読むのですか?」
という質問を、時々いただきます。
読みたい漫画はたくさんあるけども、
読む時間がとれていないので、最近、あまり読んでいませんでした。
漫画を読むのが遅いのです。
というか、「絵」も含めてじっくり楽しみたい。
なので、一冊読むのに40分くらいかかってしまう。
漫画喫茶で、本棚から7~8冊くらいまとめて持っていって、
高速で読んでいる人は、凄いと思います。
目も疲れるので、2時間で3冊読むくらいのペースです。
なので、2週間ほどで、26巻まで到達したのは、
我ながら頑張ったと思います。
私の漫画の読み方としては、電子書籍で読む。
電車の移動時間、スキマ時間はキンドルで読み、
家ではノートパソコンに表示させて読む、というスタイル。
紙で買うと、ただでさえ本で埋め尽くされているので、
これ以上保管するスペースがないからです。
さて、久しぶりに漫画をまとめ読みして思ったことは、
こんな素晴らしいドラマを読んで、
なぜ若い人たちは影響を受けないんだろう? と。
『キングダム』は、中国の春秋戦国時代、「秦」に生まれた
戦災孤児の少年・信が、「天下の大将軍になる」ことを夢見て、
一兵卒から、仲間とともにのし上がる物語です。
信の凄いところは、自分の夢、ビジョンを堂々と語ること。
それは、「天下の大将軍になる」ということ。
最初は絶対無理とバカにされるのですが、
百人将、千人将と徐々に昇進し、
最強の武将たちを打ち破り、功を積み上げるごとに、
徐々にその夢が、「現実化」していくのです。
漫画『ワンピース』では、主人公のルフィが、
「海賊王に俺はなる!」という夢を語り、
それを徐々に実現していきます。
多くの読者は、ルフィや信に、多いに共感し、
心を震わせるはずですが、なぜそれを真似ようとしないのか。
大きな「夢」をいだき、それを堂々と語り、
そして我武者羅に、しにもの狂いで努力し、現実化しないのか?
『キングダム』は、50巻以上、
『ワンピース』は、90巻以上出ているわけで、
膨大な時間とお金をかけて読んでいるわけですから、
そこから、現果を変える「何か」を得ないともったいないでしょう。
多くの人は、単なる「娯楽」。
現実世界と切り離されたフィクション。
非現実の世界と割り切ってしまうのは、非常にもったいない。
私は、漫画や小説を読む時は、徹底的に「モデリング」します。
漫画も小説も、ほとんどは「成功物語」なわけで、
なぜこの人物はうまくいくのか。成功できるのか。
そこを徹底的に分析して、真似ていく。
ビジネス書からエッセンスを吸収して、
自己成長につなげていくのて、大きくかわりません。
むしろ、「モデリング」という意味においては、
「ビジネス書」よりも「漫画」の方が有利です。
「ビジネス書」を読んで感動する人は少ないでしょうが、
「漫画」は、非常に感動しやすい。
喜怒哀楽。感情が動いたときに、人は行動にうつしたくなる。
モチベーション、やる気というのは、感情が動くことで生まれてくる。
退屈、平凡、毎日同じ生活、ふつう、つまらない。
そうした事柄からは、モチベーションは生まれません。
ですから、漫画を読んで、
「俺も信みたいに、やったるでーー!!」
と気分を高揚させることは、非常に意味があるし、
結果にもつながりやすいのです。
(モチベーションが最大化しているので)
ということで、『キングダム』の信に習って
私も、自分の「夢」を語ってみよう。
「100万部のベストセラー作家になる!」
ああ、言っちゃった。
というか、
「100万部のベストセラー作家になる!」と
昔から公言しているのです。
さかのぼれば、大学生の頃から。
「ベストセラーの本、たいして内容がないので、
このくらいの本なら自分にも書ける。
いつか、100万部のベストセラー作家になる!」
ちなみに、100部のベストセラーは、
数年に一冊しか出ないので、
「100万部のベストセラー作家になる!」ことは、
オリンピックで金メダルをとるよりも、
はるかに難しいことです。
初めてビジネス書を出した10年前にも、言っていました。
「100万部のベストセラー作家になる!」
一兵卒の、まだ何も手柄を立てていない信が、
「天下の大将軍になる」と言い続けていたのと同じです。
不思議なことに、「夢」や「ビジョン」は、
「言葉」に出せば出すほど「現実」化していくのです。
ということで、
信が「天下の大将軍」に向けて着々と歩みを進めて
行くのを読みながら、
「自分の夢も実現しそうだな、へへへ」
と気分を高揚させるのでした。
自分の「夢」を語る。
そうすると、協力者が現れます。
応援してくれる人が現れます。
結果として、公言した「夢」を後押ししてくれるのです。
漫画を読むと、
自分も世界を変える原動力になれる!!
自分も日本一、世界一になれる!!
と、私は「倒錯」した世界に突入していきますが、
ほとんどの人は、そうはならないのですね。
しかしながら、
「失敗が怖くて、挑戦できません」
「振られるのが怖くて、告白できません」
といった質問が毎日寄せられますが、
『キングダム』や『ワンピース』を読んでいるのなら、
(若者であれば『ワンピース』くらい読んでいる可能性は高いでしょう)
「大将軍」や「海賊王」になれ!とは言わなくとも、
もう少し、積極的に行動しても良いんじゃないかな?
信やルフィが、
「失敗が怖くて、挑戦できません」って、言いますか?
絶対に言わない。
1%でも可能性があれば、全力で突っ込んでいくでしょう。
漫画は、格好のモデリングの素材です。
漫画の主人公をモデリングして、つまり真似して、
もう少しだけ「勇気」を出し、失敗をおそれずに、
チャレンジしてもいいんじゃないか?
全力でぶつかれば成功する、ってことが、
漫画では繰り返し、繰り返し描かれているけども、
それはまんざら嘘ではないということは、
自分でぶつかることしか確認できないのだから。
ということで、今後も大ボラを吹きながら、
「大将軍」目指して、いや「大作家」目指して頑張ります。
目標よりもビジョンを語れ!!
昨日のメルマガでは、
漫画の主人公のように、でっかい「夢」を語ってみよう!
という話をしました。
私の場合は、
「100万部のベストセラー作家になる!」
ということになります。
ただし、「数値目標」だけを語ってしまうと、
現実的になってしまう、生生しくなってしまう。
単なる個人の自己中心的な目標になってしまうので、
その背景、ビジョンも同時に語らないといけません。
例えば、『キングダム』の信の
「天下の大将軍になる」という夢。
なぜ、天下の大将軍になるのか?
というと、それは信の幼馴染で非業の死をとげた「漂(ひょう)」
との約束だったから。
子供の頃から助け合い、剣の稽古を一緒にして、
切磋琢磨してきた無二の友。
自分が大将軍になることは、漂の夢を実現することにもつながるのでした。
さらに、「天下の大将軍」となり、秦王・政(せい)一緒に中華を統一し、
中国全土に戦いのない、平和な世界を実現したい、
というのが信のビジョンとなっていきます。
私の
「100万部のベストセラー作家になる!」
というのも、実に表面的な目標。
私のビジョンは、
「情報発信を通して、日本人のメンタル疾患や自殺者を減らすこと」
メンタル疾患を治療するというよりも、病気になる人を減らす。
情報、知識を知ることによって、「病気にならない」、
健康で長生きできる人を増やしたい!
ということです。
一言で言うと、「情報発信による予防」ということになります。
メルマガもYouTubeも、本を書くことも、
全てそこにつながっていきます。
なので、自分の書いた本やYouTube動画が
千人に見られれば良い、というわけではなく、
できれば1万人、10万人、100万人に伝わり、
せめて私の本を読み、YouTube動画を見て、
メルマガを読んでいる人だけでも、
「予防」の意識に目覚めて欲しい!!
つまり、「メンタル疾患のない世界の実現」です!!
と大風呂敷を広げた発言ができるのも、
漫画『キングダム』を読んで気分が大きくなっているせいかも。
あなたも、漫画を読んで、それっきりにしない。
漫画の主人公のように、
でっかい「夢」や「ビジョン」を定め、
それを語ってみませんか?
「アウトプット大全」読ませていただきました。とても興味深い内容で、とにかく実践しなければと強く感じました。そしてこちらのブログにたどり着きましたが、これも全く同感です。恐れながらツィートさせてもらいました。これからもご活躍お祈りしております。