書評/映画評

おうちストレスをためない習慣 ~ストレスホルモンは、悪玉か? 善玉か?

ストレス・ホルモンのコルチゾール。

樺沢の本には、よく
「ストレスがかかるとコルチゾールが出る!」
と書かれています。

では、この「コルチゾール」は、
悪玉なのか? 善玉なのか?







実は、コルチゾールは善玉です!

最近出版されました、
『おうちストレスをためない習慣』
(杉岡充爾著、クロスメディア・パブリッシング)

には、次のように書かれています。

コルチゾールは
「疲労回復ホルモン」です!!

なんと、ストレスの原因ではなく、
ストレスに対処してくれるホルモン。

なのです。

ですから、
コルチゾールが分泌されるのは、悪いことではありません。

しかし、ストレスが多く、コルチゾールを出し過ぎると、
コルチゾールの工場である、副腎が疲れて、
コルチゾールが出せなくなってしまいます。

それが副腎疲労です。

そうすると、
ストレスへの対処ができなくなって、
慢性的な疲労、疲れがたまる、疲れがとれない
何となく調子が悪いなど、
様々な身体症状として表れてきます。

そこで、
『おうちストレスをためない習慣』には、
(1)コルチゾールを消耗させるストレス行動を減らす。
(2)コルチゾールの貯蔵量が増える行動をして、ストレス緩和力を高める。

二つの方向性から、家で簡単にできる、
「ストレスをためない習慣」が、たくさん紹介されています。

コルチゾールにフォーカスした「ストレス対策の本」
というのは、私ははじめて読みました。

樺沢の『ストレスフリー超大全』や『ブレインメンタル強化大全』も、
ストレスをやり過ごす、ストレスを減らす方法について
詳細に解説していますが、
私は精神科医なので、「メンタル」からのアプローチとなります。

本書の著者、杉岡充爾先生は、「循環器専門医」ということで、
「身体」からのアプローチで、ストレスを減らす方法について
語っていますので、
樺沢の本には書かれていないことが、
たくさん書かれています。

例えば、


♯「糖ストレス」がメンタルを不安定にさせる
♯腸ダメージという見えないストレス
♯「悪い脂肪」が血管にストレスを与える
♯ストレスがまねく「甲状腺異常」と「更年期障害」
♯腸のストレスをとるリカバリー物質
♯「砂糖・塩」への依存から脱却するには

樺沢の本やYouTube動画では、
「血糖」の話や「腸」の話はあまり登場しませんが、
それは専門家ではないので、詳しくは語れないから。

その辺は、内科医の方が圧倒的に詳しいので、
本書を参考にして欲しいと思います。

ストレスについての対処法は、いろいろあります。

「睡眠」「運動」「朝散歩」以外の
疲労回復法、ストレス解消法について知りたい人には、
お勧めの一冊です。

『おうちストレスをためない習慣』
(杉岡充爾著、クロスメディア・パブリッシング)

コロナ禍で、疲労がたまっている。
なかなか、疲れがとれない。
なんとなく調子が悪い、という人に特に、お勧めです。

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