強運は口もとから

緊急事態宣言で、
ずっとマスクをつけた生活をしていたので、「笑い方を忘れた」。

あるいは、別な人から、表情筋を使っていないので、
「うまく笑えない」という話を聞きました。

確かに、そういうことはあるかもしれません。

あるいは、友人の歯科医から、
緊急事態宣言中に、ストレスが原因で、
歯科の患者数が増えた、という話を聞きました。

コロナ禍に関連して、
いろいろと口回りのトラブルが起こりやすくなっていることは、
間違いないようです。

そんなタイミングで読んだのが、この
『強運は口もとから　
メンタル歯科医が教える47の幸せ習慣』
（松谷英子著、みらいパブリッシング）

歯科医というと、「歯」のケア。
正しい「歯磨き」の方法といった話になるかと思いきや、
歯、口腔内、舌、噛む、表情筋など「口もと」全てのケアを行うことで、
免疫力を高めて、病気になりづらい身体を作っていこう、
というコンセプト。

「口もと」のケアで病気の予防ができる！

という話なので、
「メンタル疾患の予防」をビジョンとする樺沢としては、
非常に共感するところが多いのです。

「笑顔」、「食べる」、「呼吸」の改善。
具体的対処法としては、舌の位置、噛み方、舌の体操、
口テープ、口腔周囲筋のトレーニング、ガムトレーニング、
そして頭皮のマッサージ法など。
自分一人でお金もかからずできるケアなので
非常に実践しやすいのです。

個人的な気付きとしては、「頭皮のマッサージ法」。
頭皮、後頭部をマッサージすることで、
リンパを流し、免疫力アップと小顔効果がある、ということ。
朝、シャンプーするとき、我流でやってはいましたが、
正しい方法でやってみると、実に気持ちが良いのです。

「噛む」ことは、セロトニンの活性化につながり、
メンタル的にも重要なこと。

「口もと」とメンタルの関連性についても、
複数の項目で、詳しく解説されています。

コロナ禍ですから、
免疫力を高めることは、とても大切。

マスクによっておろそかになっている
「口もと」のケア、改めて意識したいものです。

『強運は口もとから　
メンタル歯科医が教える47の幸せ習慣』
（松谷英子著、みらいパブリッシング）

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